Windows標準のタスクスケジューラの使い方(その2 トリガータブ)

「ああ~、どうせこのブログ 前回なんだかんだ言ってたけど、どうせ更新遅いんだな~」と思った方。あなたは賢い!!
と、出だしが以前の記事と同じになってしまった気が....(笑
というのも、部活もシーズンオフになり、一息かとおもいきや.....。詳細は伏せておきますが、ひょんなことに某社のソフトウェアのテスターに...。公式に発売されたら、記事にでも載せようかな~っと。
といっても、「リリース前のを使ってバグを教えて下さい」というデバッグのパシリのようなもんです(汗
さておき、前回からWindows標準搭載のタスクスケジューラーの使い方をざっくりと解説しております。今日はトリガータブの編集です。
前回の続きで、トリガータブをクリックします。↓のようになります。ここで、右下の「新規」のボタンをクリックします。

そもそも、「トリガーってなんぞや?」といいますと...。ざっくり言ったら、動作スケジュールですかね。何日、何時間おきに実行するか、また何回実行するかなどのスケジュールの取り決めですね。
そして、↓のようなウィンドウが表示されるかと思います。

では、上から順に説明を。
まずは、「タスクの開始」から。
画像では「スケジュールに従う」となっていますが、この他にも...
「ログオン時」...指定したユーザーがログオンした時。
「スタートアップ時」...パソコンが起動した時。
「アイドル時」...パソコンが処理をしていない時。
「イベント時」...指定されたイベントが発生した時。
「タスクの作成/変更時」...タスクが作成/変更された時。
「ユーザーセッションへの接続時」
「ユーザーセッションからの切断時」
「ワークステーション ロック時」
「ワークステーション アンロック時」
が選べます。アイドル時くらいまでは常用で使うかもしれませんが、それ以降は ほぼ使うことがないので、割愛します。
今回は、「スケジュールに従う」で作ってみます。ログオン時を選択した場合は、どのユーザーを対象にするか といったオプションが表示されます。
次に「設定」グループ
「1回」
これは、一度だけ 右の設定した時刻になったらタスクを実行します。一度限りのタスクを組みたいなら、これでOKです。
「毎日」
これは、毎日右の設定した時刻になったらタスクを実行します。毎日10時に自動シャットダウンしたい などのタスクを組みたい時に有効です。また、画像には表示されていませんが、毎日を選択すると、間隔を選ぶことが出来ます。1日おきや、2日おきといった設定も可能です。
「毎週」
これは、毎週ごとに右の設定した時刻と日付になったらタスクを実行します。画像には表示されていませんが、毎週を選択すると、日付を選ぶことができます。
「毎月」
これは、毎月ごとに右の設定した日時または曜日になったらタスクを実行します。画像には表示されていませんが、毎月を選択すると、日付や曜日などを選ぶことができます。第何曜日など、細かく設定できます。
今回は、「毎日」で、時間を21時に設定します。
お次は「詳細設定」グループを。
「遅延時間を指定する」
これは、指定した時間内ですこし遅らせてタスクを実行します。ログオン時などは、HDDからの読み込みが激しく、起動の妨げになる可能性があるので、そのようなタスクの場合は設定しておくのもいいかと。
「繰り返し間隔」
これは、タスクを繰り返し実行する場合に設定します。間隔と、どの間繰り返すかを設定できます。
「停止するまでの間隔」
これは、タスクが停止するまでの時間です。タスクが、常に実行中となるものなどは設定しておかないと、タスクが止まりません。
「有効期限」
これは、タスクが有効になる期間です。今月だけでいいや というようなタスクを組む場合には、この有効期限を設定しておくと、自動的にタスクが止まり、以降は指定した日時/条件になっても実行されません。
「有効」
これにチェックを入れておかないと、タスクが有効になりません。(=指定した条件/日時になっても、スルーします)
以上でしょうか。入力してみた例は↓。

OKをクリックすると、ウィンドウが閉じます。そして、リストにトリガーが追加されていればOKです。

トリガータブの設定は以上です。この次は、操作タブを設定します。