テレビはパラパラ漫画じゃなかった。

勉強している傍らで、パソコンが必死に動画をエンコードしております。
さて、録画番組が溜まりまくったせいで、HDDがいっぱいなので先日から移動作業中...。(ほとんど放置でやってくれるんですが)
録画した番組を見て気がついたのですが...。いろいろとミスってました。まぁ、パソコンでテレビ録画という時点で...なんですが。インタレース解除されずに、プログレッシブ動画として録画されていたんですね。
ということで、インタレースとプログレッシブの話です。
みなさんは、動画ってなんで動いて見えるかわかりますか?といっても、分からないって答える人いないですよね...。
多くの人は、パラパラ漫画の原理を想像すると思います。少しずつ変化の付けた絵を高速で投影していくと、動いているかの様に見える....。
と言いたいところなのですが、テレビ番組においてはパラパラ漫画の原理ではないのです。(一部、そうではないところもあるみたいですが)パソコンのムービーに関しては、パラパラ漫画の原理と同じですが...。
じゃあ、何なんだ?と言う前に...。みなさんは、テレビを見ていて、映像がちらついていた事ありませんか?特に、細い横線とかですね。
そのチラツキにこそ、パラパラ漫画の原理ではない答えが隠されているのです!!
というのも、テレビの映像は「パラパラ漫画を横に千切りにした」ような原理なのです! そうですね、無理な たとえ話っていうのは自覚してます。
どんな原理なのか詳しく見ていきますと...
まず、テレビの表示画面を1920本の横線に分けます(地デジの場合ですね)分けた線をさらに「偶数」と「奇数」の2グループに分けます。
そして、まず奇数の線だけを表示し、その後に偶数の線を表示します。この記事タイトルの画像みたいな感じですね。これを、高速で繰り返していきます。
これを、高速で行って「いかにも、パラパラ漫画のように見せかけている」のです! ですから、テレビの映像をビデオカメラで撮影したり、シャッター速度の速いカメラで撮影したりすると、黒い線が入ったように見えるんですね。
(おそらく、ニュースとかのインタビューとかで、背後にあるテレビの画面が変になっているシーンを見たことがある人もいると思います)
つまり、パラパラ漫画千切りの法則です。
で、何が悪いのかというと...。
パソコンのディスプレイは、テレビとはちがってパラパラ漫画の原理で表示されています。ということは、インタレースの映像を見ると、動きのあるシーンでは縞々の線が入るわけですね...。
これをなくす処理を、インタレース解除といいます。いろいろと方法がありますが、ここは省略。
地デジの録画ファイルは、編集できない(著作権の問題かな?)ので、インタレース解除が出来ないのです...。なので、録画ファイルの一部が縞々に...。
ということだったのです。やっぱりテレビ録画は、レコーダーですね。