「来たかい?ひひひ
よく、ちゃんと来たねえ~

何?怖かったから?
何を言ってるんだい、アンの方がよっぽど、妖怪みたいだよ!ひーっひっひっひっ
。。。告げ口するんじゃないよ!


さ、そうじしておくれ、
。。。何?棚じゃなかったのか?って?
年末の大掃除だよ?棚だけやってどうするんだい!

さっさと、やっておくれ!



ああ、そうだねえ、あんたが掃除してるあいだ、昨日の続きを読んでやるよ。
毎日アンに読んで貰ってたんだろう?

わたしゃ、なんて優しいんだ!こんなおばあちゃんいないね!!。。。なに?アンがいるって?
ふん!!アンなんて、じいさんみたいなもんだよ!
しわくちゃで、女か,男かもわかりゃしない!
わたしゃ、い~い女だからねえ。。ひーっひっひっひ


さ、読むよ」






「14話目のお話だよ」
<あなたの住む部屋>


あなたが毎日生活している部屋。
ここはとても大切です。なぜって、あなたが生きている日々のほとんどを、そこで生活しているからです。

それはそれは、大変な事が起こっています。
まず、ゴブリン。ブリンは汚い所が大好きな闇の種族の小人です。ゴブリンは、ほこり、あか、髪の毛などの汚い物があると、落着くのです。特に端っこ。4すみです。

そこにたまったほこりが、長い間放置されていると、どこからともなくゴブリンが現れ住処をつくります。でも、ゴブリンは、すぐには住処を作らず、作る前に様子を見、ほこりがよい具合にたまっている隅を見つけると1週間は、じっとそこで立っています。

もちろん人間の目には見えませんが、何だか隅が気になる…と思いふと見ると、ほこりがたまっているのに気がついているけど…見て見ぬふりをする…

そんな時はありませんか?ゴブリンが、じーっと立って様子を見ている時です。

そして、あなたがそのまま放っておくと、ついにゴブリンは住処を作りはじめます。

ゴブリンが口から吐き出す小さな粉が舞って、ほこりや髪の毛などをふわふわと丸くします。
その丸いほこりの固まりがゴブリンの住処。実際に目ではワタぼこりにしか見えませんが、本当は人間の握りこぶしくらいあります。

ゴブリンが一つ住処を作ると、あれよ、あれよと言う間に次々に他のゴブリン達もやってきて、どんどん住処をつくります。

そうなると部屋全体の空気がよどみ、なんだか粉っぽいかわいた空気になっていくでしょう。

体の変化として原因不明の咳がやたら出たり、喉がいつも乾いたり、頭痛がする事も有ります。

そんな事にならない様に、毎日新鮮な空気を入れて、お掃除やかたずけはきちんとやりましょう。




「そうそう!ゴブリンだよ。。あいつら容赦ないからねえ。。。だから今大掃除してるんだ。。。

何?もうゴブリンが居るんじゃないかって?ふん!居てもわたしゃ、負けないよ~~ひひひ

逆にこき使ってやるよ!ひーっひっひっ


さ、さっさとやるんだよ。
日が暮れちまう!

ふぁ~っ。。。もう眠くなってきちまったよ。。。
わたしゃよく寝るんだ。。


じゃ、頼むよ。

あ、そうそう、明日はアンのところに行くんだろう?これを持っていっておくれ。
ベリーの種なんだよ。アンはベリーが大好きだからね。。

それと、あんた、あんたはこれをもってお行き。
ヤギのミルクで作ったチョコレートだよ。
ただ働きさせられたーなんて言われちゃあ、かなわないからねえ、これで、借りは返したよ。

ふぁ~っ。。。おやすみ」