通常、リサイクルプロジェクトは思い出の古着を持ち込んでもらって、それを、私達が2~4週間かけてリサイクチュールするので、お家には行きません。

でも、美術館の館長さんが、やってきて、「是非彼女の自宅へ行って、プロジェクトをやってあげて欲しい」と言われたのです。

その方は、ジェニーキーさんと言って、シドニーオリンピックの開会式の衣装を全てデザインプロデュースした、オーストラリアでは有名なデザイナーだったのです。

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でも彼女は、そのオリンピックのとき忙しすぎて自宅をずっと空けてしまっていて、久々に自宅に戻ったとき、旦那様が自宅で自殺されていたのです。。
それがあまりにショックで、それ以来何年も、仕事ができず、自宅にずっと引きこもってらしたのです。。。

なのに、日本から、アーティストが、「東京リサイクルプロジェクト」開催のためシドニーに来て、思い出と共に再生するといううのを、知って、引きこもって以来はじめて、美術館に脚を運んでくださったのです!!

そのストーリーを館長さんから聞いて、「ああ、この人のために来たのかも。。」と感じました。

私達は、快く、承諾し、彼女の自宅に行く事になりました。。。近くかと思いきや、何時間も車にゆられ。。やっと着いたのは、パワースポットで有名な美しい滝のある山を少し登った所でした。

場所の名前は覚えていないのですが、美しくめずらしい、赤と白の花が沢山咲いていて、すぐにわかるほどエネルギーの在る場所でした。

しかも、お家は、トタンで出来ていて、素晴らしく、エコな自然とマッチした創りで、でも、とてもお洒落でした!そんなお家は初めてで、未来の家ってこんなふうになるんじゃないかな、と思いました。

彼女は、ビートルズのジョンレノンや、ポールなどと同じ時代に活躍された人で、彼らとも友人だと言われてました。
その頃の思い出の話を聞いたあと、いよいよ、旦那様の思い出のストーリーを聞きました。

始めに1枚の写真を見せられて、そこには、子供のような笑顔で、TRANSFORMARと書かれたTシャツを着て、アボジリニの方々と写っていました。アボジリニの方々と親交が深かったそうです。そして。。。。なんと!!


明日へ、つづく。。


<この奇跡の出来事シリーズは、LICAの実話のヒストリーをブログ連載として書いています。
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