イラク戦争はなぜ始まったのか。

日本にいるとよくわからない。

平和な生活の中で、世界のどこかで戦争をしている国がある。

かわいそうだな。大変そう。でも他人事だ。そう思っていた。

育った国、環境で、少しづつ人は違う所はあるけれど、

人はみんな誰かを愛したい、愛されたいと願っている。

私は、愛されない人が戦争を起こすのかと考えていた。

人を傷つけるのは、自分を愛する人がいないからと思っていた。

クリスが最初に撃ったのは女性と子供だった。

なぜ?女性が武器を持つの?イスラム国でも武器を持つ女性が映し出されていた。

誰か大切な人が殺されたのだろうか。奪われてしまった悲しみは憎しみを生むのだろうか。


男という性は、守り、女という性は、慈しむ。

主人公のクリスは、国を守り、家族を愛している。

奥さんのタヤは、新婚の頃から夫を理解し家庭を守ってきた。

従軍している夫を待つ身はどれだけ苦しかっただろう。

小さな子供たちを抱えて、何か月も生きて帰ってくるのかわからない夫を待つ気持ち。

彼女の思いがすごくわかります。

クリスは国のために戦って、心がズタズタになって死んでしまった。

大切な家族を守ることはもうできない。


争うことには何の意味も希望もないです。