22年前にシュワちゃん主演で大ヒットした同名作品のレン・ワイズマン監督のリメイク版。

トータル・リコールを家族で観て来たよ。

基本的にリメイク映画には大きな期待をしてないけど、シュワちゃん映画のファンの夫と数年ぶりに一緒に観に行くにはちょうどいいな(寝ないだろう)と思ったのです。



前作とは設定が大きく違っていて、火星ではなく、戦争後に汚染された地球が舞台で、富裕層が住む『イギリスロンドン地域』と、労働者階級が住む『オーストラリア地域』を、地球をつらぬく『フォール』という移動手段でつないでいる事。

VFX映像が凝っていて、有名なSF映画のオマージュを感じさせるシーンが多い。
ブレードランナー・フィフスエレメント・スターウォーズ・インセプション…

それにどうしても、前作のインパクトが強すぎて、いろいろ比較しちゃう所もあるし、敢えてマネをしているよ~とはっきり分かるので、結構楽しめました音譜

シュワちゃんに代わって、主人公のハウザーを演じるコリン・ファレル、私結構好きですドキドキまじめにきっちり役を演じてるって印象でした。記憶を失っていたダグラス・クエイドの時に、「ピアノを弾けたらいいのに」と言ってたけど、ハウザーの記憶を取り戻りつつある時に、自然にピアノの鍵盤が指に触れ、弾けちゃってキーを見つけるシーンなんかワクワクしました。ロボット組み立ての作業を仕事にしていた事が、結果的に敵のロボットを破壊することが出来ちゃう所とかも、「人間は体で覚えた事は無意識に記憶しているんだな。」と改めて感心しちゃったり、細かい所に気を配っている映画だなと思いました。

とにかく映像が美しい。凝ってる!!私が一番好きなのは、磁力を利用しているカーチェースのシーンかな。ハンドルが自由自在になったり、磁気を落として逃げるところも面白かったもん。

シュワちゃんの前作は、彼の持つ独特の面白さとグロさでインパクトがすごかったけど、リメイク版はすご~くマジメで、映像美がピカイチな映画でした。