「友達とキャンプに行くから、テントを貸して。」
「え?いいけど、どこでキャンプするの?」と、昨日の朝の出来事。
どこでダレとキャンプするとか、細かい報告はなく、迎えに来た親友と一緒に自転車で重いテントの袋を担いで出かけて行きました。
高校生男子、チャリでどこへ行く・・市内にはそんな場所ないだろ?どこでやるんだ?と、母は疑問符だらけだけど、唯一の心配は、ゲリラ雷雨に合わなければいいな、と、変な場所でやって警察に補導されなきゃいいな。でした。
その日の夕方、携帯に架けてみると、「黒川(壬生)にいる。皆で野球やってる。」というだけでした。
20キロ以上もチャリで行ったんだ。ま、無事に場所を確保して、遊んでるならいいや・・・その後は何も連絡もなく静かに過ぎていきました
翌日、職場でランチを取っていると、「
帰ってきた。テントが砂だらけ。もう疲れたからシャワー浴びる。かたづけは明日する。」と電話がありました。
無事、帰宅した彼の話によると、
クラスの男子5人で、壬生町の黒川の川原でキャンプをした事。
スーパーで木炭や、調理道具、食材を購入した事。
遊び道具は野球セット、フリスビーだった事。
川原で炉を作り、火おこしをして、何とか肉を焼いたりした事。
夜になると、周りは漆黒の闇で、めちゃくちゃ怖かった事。
昔から、家族で頻繁にキャンプをしていたので、経験があるとはいえ、いつもの様な整備されたキャンプ場とはかけ離れた、野宿状態のキャンプ
5人の男子は、真っ暗な闇の恐怖を存分に味わい、野生の生き物達の息遣いを感じながら、一夜を過ごしたのでした。
とにかく楽しいという感想ではなかったようで、
「夜ってホントは長いんだね。」でした
テレビやゲームで、家で過ごす夜はあっという間だけど、何もすることがなくおしゃべりも尽きた一夜は、とても退屈で怖かったようです。
でも、初めての冒険を体験した息子は日焼けして、髭が生えてました。
