スピルバーグ監督作品の 『戦火の馬』 を観て来ました

1頭の美しい茶毛の馬、彼が最初に巡りあった貧しい農家の少年アルバート ジョーイと名づけられ深い絆で結ばれ、家族の危機を救います。


第一次世界大戦が勃発、戦争で徴収され、次に出会ったイギリス人将校と共に、戦地フランスに渡ります。同じ軍馬の黒馬との友情。将校はジョーイをとても大切にしてくれますが、不意の別れ


その後、ドイツ軍を脱走した幼い少年兵の兄弟に出合い、かくまった風車小屋で自家製ジャムを作りながら、祖父と暮らす両親を亡くしたフランスの少女とつかの間の幸せな時間を過ごします。


そしてドイツ軍にその身を奪われ、軍の重い砲台を引かされる辛い仕事 そして友達だった黒馬との別れ


逃げた先は戦地の真っ只中・・・敵味方もなく救われる命


そして、戦地でアルバートとの偶然の再会・・・

すべてが馬の目線を通して描かれています。この映画には悪人は出てきません。

戦中なので、動物の命を軽んじる非情な人は出てきますが、ほとんどの人間が、ジョーイの崇高さを感じ、ジョーイの不思議な力で結ばれていくのです


テーマは、希望  そして、お互いを思いやる気持ち  それは国境もなく、人と動物の区別もなくて、争い事は何も意味を持たないという事でした。

戦争はたくさんの人間が命を落としましたが、軍馬も何百頭と犠牲になったと知りました。

アルバートとの別れと、再開のシーンは涙が出て止まりませんでした