萩尾望都先生の最新刊を買いました。


ここではないどこかシリーズ3 春の小川


読みきりの作品が6作掲載されてるのですが、

タイトルになった「春の小川」は小6の少年と母の物語です。


ここではない★どこか 春の小川 (Flowersコミックス)/萩尾 望都
¥530
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大晦日になろうとする年末、病気で入院していたお母さんが

一時帰宅します。もうすぐ中学生になる少年ですが、

母が帰ってきた事が嬉しくて照れながらも甘え、

一緒のお布団でおしゃべりをしながら寝ます。

チューリップピンク

でも翌朝、目覚めてみると・・・

少年は現実がなかなか受け入れられません。

チューリップピンク

母の面影を捜し、いつもどこかで存在を感じています。

でも父や叔母はそれが理解できません。

チューリップピンク

でも、一人の同級生が当たり前の様に少年の気持ちを

わかってくれた事で、心の中にためていた感情が流れ出し

自分の気持ちを浄化する事が出来たのです。

チューリップピンク

「人がこの世からいなくなるって、こういうこと。」

作家よしもとばななさん評

チューリップピンク

親子って、人とのつながりって、理屈じゃない。

チューリップピンク

今、たくさんの方が身内を亡くされ、苦しみの中にいます。

身近にいる人が、その気持ちをそのまま受け止め、

支えになってあげる事がホントに大切なんだと思います。