いきなり意味不明なタイトルで、すみません。
今回は、こちらの記事の続きです。
そこでも書いたとおり、「リアルな(生臭い?)お話でもしよう。」
と思っているうちに、3月16日付日経新聞朝刊の第1面で記事になってました。
いやあ、先を越されちゃいましたね。
私書箱957号
詳しくいうと、
英領ヴァージン諸島、トルトラ島、私書箱957号
正式名称は、次のような感じです
P.O.Box 957, Offshore Incorporations Centre,
Road Town, Tortola, British Virgin Islands
ケイマン諸島もバミューダもかなり怪しいのですが、
中でも際立っているのが、英領ヴァージン諸島。
さらに、ずば抜けているのが、私書箱957号です。
上記の住所は、証券取引等監視委員会(SESC)
が、
不透明取引の温床として、数年前からマークしていた場所です。
ちなみに、SESCですが、
金融商品取引法第211条において、強制調査権が与えられていて、
内部者取引・有価証券報告書虚偽記載などの犯則事件の調査を行う機関です。
某巨大掲示板のようなネタで、信憑性はあるのか、という件について。
実は、SESCの担当官の方が、本件について各地で講演されています。
会計士向けの講演会で、実際自分も聴きました。
キーワードは、「不公正ファイナンス」です。
詳細を知りたい方は、例えば、こちらをどうぞ。
『特別講演「インサイダー取引に対する証券取引等監視委員会の対応」 』
フォレンジックとか、かなり生々しいです。
AIJ事件では、ケイマン籍の投資信託が話題になっていました。
その子会社には12本の子ファンドがあり、
その子ファンドからAIJがヴァージンに作ったペーパー会社に融資している、
と伝えられています。
さて、EDINET で、『P.O.Box 957』について全文検索してみました。
会計士の方はご存知でしょうが、EDINETとは、
「金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する
電子開示システム」です。
検索結果は、309件。
提出者/ファンド名を見ると、確かに香ばしさが漂ってきます。
「EDINETを利用したことがある。」という方は、こちらへ。
↓