Gorge Ben Jor@Blue Note TOKYO

ブラジルの大御所スター ジョルジ・ベンジョールのライブへ行ってきました。
サンバをベースに、ファンク、ロック、ソウル、そして彼のルーツであるアフリカがミックスされた......
いえ、彼の音楽は理屈じゃない。
ブラジルではもちろん、日本でも彼の曲を聞いたことが無い人は少ないでしょう。
かつて、セルジオメンデスが大ヒットさせたマシュケナダの作者です。
私にとって、ブラジル音楽の楽しさに導いた神のような存在。
いえ、神!です。
今回来日すると知った時、ライブ初日が私の誕生日であるとわかって、
天井に頭がぶつかりそうなくらい飛び跳ねて喜びました。
「神が遠くブラジルからお祝いに来て下さる!!」

追加発表された、ライブDJが【中原仁先生】だったのに、さらに興奮。
「仁先生も一緒にお祝いして下さるなんて!!」
先生のブラジル音楽講座に通って、音楽だけでなく広くブラジルの魅力を教えてもらった、
大変尊敬している恩師なのです。

あと忘れてならないのが、ブラジル音楽講座で出会った仲間たち。
今回1人で行くつもりだったのが(挙動不審できっと迷惑かけるから)、
気づけば総勢7名の団体となりました。
なんということでしょう!
ブラジル音楽にハマるきっかけになったジョルジ・ベンジョール、
ブラジル音楽の恩師である仁先生、そして大好きな仲間たちが、
私の誕生日に揃うことになったのです。

※Blue Note TOKYOより拝借
ここからライブ当日の話になります
前日は、朝方まで眠れませんでした。
心ここにあらずで、電車を乗り過ごし、なんとかブルーノートへ。
会場に入ると、白く浮かび上がる仁先生の姿が目に飛び込んで、
いつものように手を振ると、手を振り返して下さいました。
それから開演まで震えが止まらず、1人だったらきっと、
おえおえ泣いていたかもしれません。
ショウが始まり、ジョルジ・ベンジョールがステージに現れ、すぐに演奏が始まりました。
しばらく放心状態で、阿呆のように口をあけて、拝むように眺めていましたが、
すぐに、彼の楽曲の持つパワー、演奏のパワーに緊張はほぐれ、
みるみる楽しくなっていきました。
ジョルジ・ベンジョールは大変なサッカーファン。
彼自身、フラメンゴというチームのユースでプレイをしていました。
フラメンゴのスター選手だったジーコを唄った曲など、サッカーに関する曲もたくさん作っています。
頂いていた仁先生からのアドバイス通り、彼の好きなフラメンゴのシャツを来て行くと、
ジョルジ・ベンジョールは、しっかり気づいてくれました。
あれよあれよと楽しい時間は過ぎ、ショウはクライマックスを迎えました。
きれいなお姉さん(客席の女性)たちが、ステージに上がって来たのです。
ラストは、ジョルジ・ベンジョールをお姉さんたちが囲んで盛り上がるのが恒例。
私もステージに上がり、ジョルジ・ベンジョールの隣でお姉さんたちと踊りました。
踊るだけじゃなく、歌いもしました。
お姉さんたちは、彼の代わりに交代で歌わなくてはいけないのです。
ジョルジ・ベンジョールから「次、おまえ歌え」みたいな合図をもらって、
呆然としていたら、歌詞がわからないのかと思われたようで、
彼は私の耳元でそっと、「パラ~ アニマーラ フェスタ~」と口ずさんでくれました。
今、考えてみたらすごいことですね。
ブルーノートのステージに立って踊って歌っただなんて。
ステージからみた盛り上がり、会場の一体感は最高でした。
70歳近いと言うのに、MC無しで一気に駆け抜けるライブ。
それを1日2ステージ3日連続でこなした彼の体力。
世界的スターでありながら、「この後飲みに行かない?」と誘えば、
「いいぞ、そこの赤ちょうちんにでも行こう」とか言ってくれそうな、気さくな印象。
やはり彼は私の神だ。
■2014.7.21 2ndステージ Set List
1 Jorge da Capadócia 【youtube】
2 A banda do Zé Pretinho 【youtube】
3 Santa Clara Clareou / Zazueira / A Minha Menina 【youtube】
4 Que maravilha 【youtube】/ Magnólia 【youtube】/ Em Nagoya Eu Vi Eriko
5 Pais Tropical / Spyro Gyra 【youtube】
6 Do Leme ao Pontal 【youtube】
7 W Brasil 【youtube】
8 Por Causa de Você Menina 【youtube】
9 Mas Que Nada 【youtube】
10 Taj Mahal 【youtube】
11 Salve Simpatia 【youtube】
■1stステージのダイジェスト映像 【youtube】
まだ気持ちが落ち着かず1人盛り上がって、
半ば自慢話のようなことを長々と書いてしまいましたが、
ブラジル音楽の楽しさが少しでも伝われば、
嬉しく思います。
