“ウナドス”と“ナオミ&ゴロー&菊地成孔” |  les enfants du “paradis”

“ウナドス”と“ナオミ&ゴロー&菊地成孔”


週に1度か2週に1度、ライブへ通っています。
JAZZものがほとんどですが、久々に非JAZZ系の2つのライブへ行ってきました。
どちらもとても楽しみにしていたライブです。



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土曜日。

菊地成孔率いる“ぺぺ・トルメント・アスカラール”のメンバーで、バンドネオン奏者
早川純さんが参加されている“ウナドス”のライブへ。
友人が営む、原宿の隠れ家的バーでのライブだったので、早川さんとの距離が近く、
まず、目の前のバンドネオンの美しさに、うっとりしてしまいました。





les enfants du “paradis”-2

ウナドスはバンドネオンの他に、バイオリンとギターというめずらしい3人編成のグループです。
バンドネオンとバイオリンと言えば、タンゴを想像してしまいますが、
メンバーそれぞれが作曲されたオリジナル曲は、非常にさわやかな印象でした。
ピアソラのカバーも演奏されましたが、とても聴きやすいアレンジで新鮮に響きました。





les enfants du “paradis”-3

ウナドスの“ウナ”は、鰻に由来するそうで、
この日のために用意されたメニュー“鰻のちらし寿司”をいただきました。
脂ののった肉厚の鰻、とびっこのプチプチ感、さわやかな酢飯と、
口の中でも素敵なハーモーニーが奏でられました。





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ライブの後にはいつの間にか友人が揃って、なんだか同窓会のようでした。
ウナドスの詳細は【ウナドスのホームページ】にてどうぞ。





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日曜日。

ボサノバデュオ“naomi & goro”とJAZZ界の鬼才“菊地成孔”による、
アルバム『calendula』リリース記念イベントで、スパイラルホールへ。

とても心地良いボサノバを聴かせてくれるnaomi & goroのお二人に、
菊池さんが加わって、大変面白いアルバムになったように感じます。
最後を飾る、菊池さん作曲の「いちばん小さな讃美歌」が、
子守唄のようにやさしく響き、日本語のシンプルな歌詞も心に沁み入ります。
【雨と休日のオンラインショップ】で少し試聴ができます。

私にとってこのイベント最大の目玉は、私がブラジル音楽をゼロから教わった、
中原仁先生が司会を務められたことです。
恩師である仁先生と菊池さんとの流れるトーク、そしてゴローさんの脱力系トークが、
さらにショーを面白くさせ、夢のような楽しいイベントでした。

ブラジルの偉大なる作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンの音源紹介の中で、
菊池さんが選んだのが“WAVE”“Getz/Gilberto”ましてや“Elis & Tom”からの
「Águas de Março」(3月の水)ではなく、ジョビンが心を病んでいた時代“Matita Perê”からの
「Águas de Março」だったのが、菊池さんらしいと印象に残りました。
※いきなり横文字がならんで分かりづらいですね、菊池さんの紹介された曲は、
 ジョビンのメガヒット盤からではなく、マニアック盤からの選曲だったということです。

 




 

 “Matita Pere”(1973)の「Águas de Março」(3月の水)です。
 確かにジャケットといいダウナーな感じがします。





les enfants du “paradis”-6

ショーを楽しんだ後は、大坊珈琲店で冷たいミルクコーヒーを飲み干して、
代々木公園のブラジルフェスティバルへと向かいました。

10月は、カエターノ・ヴェローゾの息子モレーノ・ヴェローゾの来日ツアー 【公式サイト】
11月は、アドリアーナ・カルカニョットの来日公演 【Blog Latina】
楽しみなライブが続きます。



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