ビーバップ&キューバップ・ダンスパーティー

菊地成孔さん主催のダンスパーティーへ行ってきました。
菊地さんのスイートな世界が好きだから、
いつもは伊達男の砂糖漬けの拷問という名を持つ、
「ペペ・トルメント・アスカラール」のライブ限定なのですが、
チケットを譲ってくれた天使のような友人がいたのです。
マイルス・デイビスの命日ということで、
黙とうを捧げパーティーは始まりました。
男女に分かれてリンディホップの簡単なステップを教わり、
私もマネをしてやってみました。
踊る人達の足元を見つめていたら、
ブルーグリーンのハイヒールからすらりと伸びた足に
ふわりとしたヒョウ柄のワンピースを着た女性が。
なんてセンスの良い人なんだろうと、
見上げてみると野宮真貴さんでした。
ほんとうに美しい人。
最初、菊地さんのDJでリンディホップを踊り、
続いてバンドの演奏で踊るという流れ。
バンドメンバーの豪華さにとても驚きました。
クオシモードから平戸祐介(p)、須長和広(b)、
ダブ・セクステットから坪口昌恭(p)、類家新平(tp)他多数
もう贅沢過ぎます。
日本で唯一チャーリー・パーカーのライブを2回見たという
JAZZ評論家の瀬川昌久さんによる
映像を交えたリンディホップの解説もありました。
この瀬川さん御年86歳なのだそうですが、
かわいらしい奥様と踊ってらっしゃる姿がとても良くて、
私にとって、この日一番の感動シーンでした。
今までほとんど聴いたことのなかった、
30~40年代JAZZの華やかさに、
ゆるやかに幸せの空気で満たされた夜。
そうそう、この日の合言葉は、
「チェックワントゥー」
「トゥーファイブ!トゥーファイブ!」