花
花を生けている時、頭の中に何かがジワーと出てきます。
“脳内麻薬”
この感覚を味わったのは、花を挿している時だけです。
10年と少し前、3年間某大手フラワーショップの
スクールに通いました。
卒業が近くなった頃、
この先どう花と付き合っていこうか考えていました。
ある日公園のベンチに座ってふと空を見上げると
大きなポプラの木の枝が重なり合っている姿が見えました。
それがあまりにも美しく「自然の造形にはかなわない…」と
花から離れてしまったのです。
また花を始めました。
また花を習うなんて、自分でも少し驚いています。
先生がパリで修行された方なので、
パリ流アレンジを学びます。
これは私にとっては挑戦です。
ヨーロッパスタイルのアレンジが苦手なのです。
でもせっかくならと、
あえて苦手なスタイルに挑戦してみることにしました。
体験レッスンを申し込む時、
コースの選択に迷いました。
ベーシック、マスター、プロフェッショナル。
長く花から離れているとはいえ、
当時は部屋がジャングルになるほど、
お給料の大半をつぎ込むほど、
それは熱心にやりましたから、
ベーシックからやるのは気がひけました。
かといってマスターから出来るのかしら?
という不安も。
申し込みの際「ベーシックかマスターか実際のお花を見てから決めたい」
とお願いしてみました。
それは両方のお花を準備してもらわなければなりませんので、
無理なお願いだと承知で。
ところが、快く承諾のお返事を頂いたのです。
レッスンはマンツーマンです。
まず先生がデモンストレーションで、
お花を生けて下さいます。
それを見よう見まねで、アドバイスを頂きながら
生けていきます。
レッスンの始まる時間は決まっているのですが、
終わりの時間は決まってないようなので、
花と向かう時間をゆっくりと楽しんでいます。
体験レッスンにて 2010.5.27
「グリーンコンポジション」

・大輪ダリア 「黒蝶」
・アンスリューム
・ヒペリカム
・ハラン
・ドラセナ
マスターコース1回目 2010.6.16
「パラレル」

・さんごみずき
・りんご
・アリューム 「ヘアー」
・ケイトウ 「クルメゲイトウ」
・苔(プリザード)
花の先生はとても素敵な方で、
花以外の何かも学べるような気がします。
花千代 hp

