愛でもくらえ | ぱらだいむしふと

愛でもくらえ

雲と雲の間を 突き抜けて 誰も見たことの ない場所へ

夢の中で 描いていた場所へ ありふれた スピードを超えて

もうすぐ、変わるよ 世界が もうすぐ、ぼくらの 何かが、変わるよ

   「コンピューターシティ」Perfume


今日の日記は長いです。しかも頭の中で考えていることを、
自分の為にわかりやすく書き出してるだけです。
誰の為でもないので、スルーしてもらって構わないので。


割合平坦では無かった我が人生。30歳で一度全部諦めて、
そこから始まった第二の人生を今、桜花してます。

音楽に興味をもって、ライブが好きになって。
大好きな仲間に出会って、生きる力をもらって。
繋がりに感謝して、その喜びを今度は与える側にもなって。

「ぱらだいむしふと」

と言うイベントを主催してます。有難いことに沢山の人の
力添えもあって、今イベント企画にのめりこんでます。

勿論本職のイベント屋ではなく、仕事もあります。
私生活もあるし、今まで同様ライブにも普通に行きます。
そんな中で、今は「ぱらだいむしふと」が生活の中心で
あることは間違いないです。

過度な宣伝や勧誘は嫌いですが、日記も話のネタの多くが
イベント事になってしまうのは、中心だからなんです。
本気でやってるからなんですよね。
これない人や興味の無い人には申し訳ないなあって。
いつも思ってます。


昨年末のCOUNTDOWN JAPAN 08/09
深夜のDJブース、「TOKYO BOOTLEG」の蟻氏が
壇上に立ったことから感化されて。

リリィノート、JACKSTONEとの出会い。
大塚Deepaとの密なコネクション、
沢山の愉快な仲間達との濃密な交流。

元々クラブイベントとか深夜のDJみたいなものに全く縁が無かったのに
今ではそういう俺みたいな人をどうやって感化させようか必死になってる。

1年前には考えてもいなかったことが今では欠かせないことになってる。
だから人生って面白いって思えるのかな。


楽しいことばかりじゃない。いらぬ誤解や争いもある。
ライブ仲間のままいれば楽しく過ごせてたのに。って思うこともある。
イベントを良くしていくためにはコミュニケーションが大事です。
知らなくていいことも聞かないといけない。親密になるほど、
見たくない面も勿論見えてくる。頻繁に会うことで、普段の外面じゃない
顔を見ることだってある。
その分、やり遂げた時の達成感。喜びを共有できる。最高って言い合える。


今日は月末、そして来月に控えたイベントに向けての打ち合わせでした。
裏方の話なんて本来日記に書くことじゃないけど。
自分の為に書き残しておきたい。迷った時にここを見れるように。


僕は基本的に他者との交流が苦手だ。だから思いついたら、
自分の周りにそれを伝える前に先に行動を起こしてしまう。
周りは当然困惑する、そしていずれ困惑は不信感に変わる。

頭で考えて、これがいいんだと思ったらそう突っ走る。
人を信用してないんだと思う。一番信用できるのは自分だ。
仲間に「信用してる」「一緒にやろう」と言っておきながらその実
誰も同じ目線で見ていない。信用していない。

今までずっとそうでした。仕事でも私生活でも。
だからいつしか人は離れ、独りになってる。

学生時代に後輩に慕われた記憶はないし、それは仕事を始めてからの
職場でも変わりません。

僕は独りぼっちでいながら、また先のことばかり考える。
独りで心配して、独りで何とかしようとする。
多分、沢山の人に迷惑をかけて生きてきたんだと思う。

今のイベントも、実際はどうあれ、ずっと独りでやってきている。
そういう心情でいる。だから今日の打ち合わせでは、
思っていることを全部吐露しようと決めてた。
実際半分も言葉には出来なかったけど、核は伝えられたんじゃないかと思う。


これで仲違えて決壊したらどうしようって恐怖もあったけど、
何も言わないまま。今のままずっと続けていくのは無理だと思ったから。
続けていくなら、DJイベントの可能性をもっと追求していきたいから。

「趣味でぼちぼちやればいいや」
「飽きたらやめればいーんだし」

そんな空気を少しでも感じたら、キッパリやめようって。
楽しい遊び場を失うのはツラいけど、仲間あっての遊び場。
そうなったら未練は無いって思いました。


こういう話になると毎回のように書く言葉に
「お金をもらってるんだから」ってのがある。
これはチケット代をさす言葉で、プロ意識を持てって意味で
僕はよく使っている。

出来ないことに対して、色々な事情を持ち出してすぐに言い訳を
しないで欲しい。誰だって忙しいけどその中で優先順位つけて頑張ってる。
自分が楽しむことは当たり前で、その上で来てくれた人を楽しませるってことに
命かけてやるつもりがないなら辞めればいいんだと僕は本気で思っている。

身を削って「必死」になったり、やることを「義務」に感じて欲しくはないけど、
それと「一生懸命やらない」ってことはイコールじゃないと思うんだ。
ベストのパフォーマンスを出そうとしないで楽しめるわけないもん。

色んな音楽を聴いて「幅」を広げようともしない。
練習を重ねて「技術」を磨こうともしない。
そのくせ主張は一丁前じゃ、だめなんだよ。


有難いことに、僕のイベントを手伝ってくれてる仲間たちは、
みんな一生懸命でした。それがわかっただけ良かった。

後は本当にコミュニケーションだけなんだ。


それぞれが抱えてる想い、悩み、主張、パワーをもっと
共有しなきゃいけない。

例えば、元々クラブイベントに縁が無い僕は、フライヤーを配るって
行為に物凄く腰が重いです。ライブハウスに置いてもらったり、
ゲストで出てくださるバンドさんのライブに折り込んでもらったり。

それ以外にも同じようなジャンルでイベントを行ってる他の
イベントにも足を運んで配布するっていうのは多少なり
効果があるんだと思います。

それが元々行きたいイベントだったり、凄く興味をもてるものなら
いいんですけど、大体の場合そうじゃないから。
ただ「フライヤー配布」の為だけに、オールナイトのイベントに
行くのは正直しんどいし、イベントにも失礼だと思ってしまう。

かといって昼間のライブは仕事で動きづらい、週末そんなに
都合よく行くライブと重なるわけじゃない。

そうなってくると、イベントに対して一生懸命ではあるけど、
適材適所ではないと言うか。もっと力の使い方を別の方向に
向けれるんじゃないかって思ってしまうのです。

そんな時、普通はスタッフで話し合うんだと思うんです。
分担して役割を決めたり、調整したり。

そういうことをしないで、ひとつの事柄にたいして、
「協力できないなあ、やる気はあるのになあ」って悩んで、
独りで抱えて。それを伝えないから、相手も当然わからなくて。

そんないらぬ気遣いとか遠慮とかが重なって面倒になる。


面白いことを沢山したいだけ。
僕が思っていることはそれだけ。

その為には努力をする。辛いことも楽しいと思える。
言いにくいことだって言う。仲間と一緒じゃないと、
自分の思うところの「面白いこと」は体現できないから。

僕は「ぱらだいむしふと」のオーガナイザーです。
でも愉しむことに対しては、スタッフや他のDJ陣と何の違いもない。
全員がオーガナイザーであるべきなんだ。


「で、結局なにになりたいの?」


うるせ

物事の本質をわかってない奴の質問なんか知るか。
嫌なら見なきゃいい、交わらなきゃいい。
それは当然のように行使できるアナタの権利だ。


人気が出て、知名度が上がって、お客さんが増えることとか、
大きなハコでイベントを行うこととか、
自分の好きなライブバンドを自由にオファーしてイベントすることとか、
大好きな仲間達と、身内で騒ぎたいとか、

そんなことじゃない「先」がちゃんとあるんだ。
面白いことをやり続ければきっと変わるんだ。だからやるんだ。


かかわってくれた全員と笑顔を共有したい。
頑張ります。


◇ ダイスケ ◇