造花のように
無限に咲いても
偽者だったら悲しいね

未来のない永遠の明日に
どうしようもなく立ち尽くす


言い訳が
とっても上手になって
枯れない代わりに汚れていく

いつか
真っ黒になるまで汚れたら
捨てられてしまう
その日まで


本物の花は
いつか枯れてしまう

どんなにきれいに咲いても
終わりがあることを
どこかで知っている

だからきっと必死に咲いて
命が明日へ進む力をつける


やがて枯れて腐ったら
虫達が食べにやってくる

食物連鎖に交わって
小さな小さな
花の何かが
小さく小さく
受け継がれていく


形はなくなってしまっても
そうして意味を持てたなら
そこにあるものを永遠と

僕は呼んであげたいな