確か、8月頃。
野菜を買いに、とある農家の直売所へ。
そこは、本当にわたしのお気に入りのお店です。(と言ってもただの倉庫のような建物)
ただ、本人たちに、あまりやる気がないのか(かなり年上の女性ばかりが5人くらいでやってます、が、常にいるのは、2~3人)夕方は、5時位に終わってしまうし、お盆もしっかり休むし(ま、当然と言えば当然か)、年末年始も休むし、おまけに毎週決まった曜日も、お休みがある。
そのお店に行けるとなると、本当に小躍りしたくなるほど、うれしい。
さて、その店に、8月頃、買い物に行ったら、お店の女性が「これ良かったら育ててちょうだい、いくら持って行っても、いいからね」と指さした先に・・・
グルングルン、わさわさとポット苗のまま育ち、もう多分つるを切らずに隣の苗と離すのは不可能では。。という、ヘチマ苗が、コンテナにびっしりと、入っていた。
別の女性が「もう水やりも大変なのよー」と。
そうだと思う。
だって、ヘチマは水が好きだし、どんどんものすごいスピードで育つから、こんなポット苗のまま売れ残ったなんて(値段がついてます)・・・お気の毒としか言いようがない。
さて・・
こんな時、人は、どれくらい、頂いてくるものなのか。
我家の場合は、緊急家族会議の結果(と言ってもオットとわたしだけ)お店の駐車場の道路側に、ネットを買ってきて支柱で立てれば、いくらでも、オッケーな訳なんだけど・・・
(いくらタダだとは言え(あっ、野菜はしっかり買ってます)そんなにいくつも貰って行くと「がめついずーずーしい人」みたいだよね)
うんうん。
(でも「どうぞ」って言ってくれてるんだから、欲しい分だけ、頂いてもいいんだよね)
うんうん。
(それにしても、人それぞれ「ふつう」があって、わたしたち、そこから外れたら、もうこのお店に来にくくなるよね)
うんうん。
と、いろいろ考えた結果、確か(もう記憶が定かではないが)6ポットくらい、頂いたと思います。
いただく時に、黙って持って行ってはなんなのでお店の女性に「これ、頂きます」と声をかけると「かわいがってねー」と。
さて、予定通り、お店の駐車場の一部分に、ネットを張り、頂いた苗を植えました。
どうにも硬い粘土。
よくよく耕し、毎日朝晩みずやりをして、全部はうまく育たなかったけれど、そのうちのいくつかが、ぐんぐん伸びて、花も咲かせ、立派なヘチマが、できました。
さて、このヘチマで、ヘチマ水。
さらに、ヘチマの実で、たわしをつくることに。
作りながら、写真も撮ったので、写真のアップとともに、それは、家に帰ってから。
追記; むかしは、ヘチマのたわし作りは、二週間バケツの水に漬け、実と皮を腐らせて、作ったそう。それはそれは、臭くて、大変な作業だった・・・らしい。
今の時代は、調べたいことが瞬時に調べられ、いい時代です。
ただ、こんなにも便利になると、「やらないといけない」とか「やって当然」みたいで、やりたくない場合も多々あり(その日の体調とか)なんていうか・・・逆に、肩身が狭い思いも、かんじます。
もっと、こう「空見てボーーっ」とした、そんな呑気な感じで生きたいと思うのだけど、そうもいかない・・の?(例えるなら、アルプスの少女ハイジの中のペーターみたいな)
常に、電化製品に囲まれ(だから便利なんだけど、置いといて)、物に囲まれ(それを人は裕福と言う)、その物の片付けに常に追われ・・・
だから、以前「だんしゃり」が流行ったわけだけど・・
わたしも、かなり感化され、やったけど・・・あまり自分には向いていないような・・かんじ。
さー、夢見る夢子は卒業して、しごと してきます