昨日ですね。

4/17に、送迎バスの子ども置き去り防止の安全装置についてのニュースが取り上げられました。

 

送迎バス 子ども置き去り防止の安全装置 各社は急ピッチで開発

 

送迎バスの子どもの置き去り事故と言えば、昨年9月、静岡県で起きた3歳の女の子が通園バスの車内に取り残されて死亡した事件がありましたね。

 

この事件の影響もあり、2023年4月から送迎バスの置き去り防止安全装置の設置義務化がスタートしました。

 

ただし、1年間の経過措置があるため、メーカー各社は開発を急ピッチで進めているそうです。

 

では、具体的にどのような装置の設置義務化がされたのでしょうか?

以下にて詳しく見ていきましょう。

 

 

こどものバス送迎・安全徹底プラン

 

内閣府等によって作成された、「こどものバス送迎・安全徹底プラン」によると、緊急対策としては主に以下の4つで構成されています。

 

1.所在確認や安全装置の装備の義務付け

2.安全装置の使用に関するガイドラインの作成

3.安全管理マニュアルの作成

4.早期のこどもの安全対策促進に向けた「こどもの安心・安全策支援パッケージ」

 

 

どのような装置が設置されるのか?

 

誰が運転するか、誰が乗車するかに関わらず、バスの乗車・降車時には幼児等の所在の確認を確実に行うため、これらを可能とする装備を義務付けるというものですね。

 

具体的には、エンジンを止めた後、社内後部に取り付けたボタンを押さないと警報音がなる装置や、子どもが取り残されているのを検知した場合に警報音を鳴らす装置、というのが着々と開発されているようです。

 

その他にも、耐温性や耐震性、防水、防塵をバスに施したり、装置が故障・電源喪失した際には、アラームなどで故障を通知する仕組みなど、子どもの置き去り防止に必要な装置が、今後は送迎バスに設置されていくことになっています。

 

 

 

まとめ

 

送迎バスに子どもを乗せるのが心配…

そんな親の声も聞こえてきそうな送迎バスの置き去り事故でしたが、2023年4月から義務化された安全装置の設置義務化によって、信頼を取り戻せるといいですね。

 

なお、設置に違反した場合は、業務停止命令の対象となるそうです。

1年間の経過措置があるとはいえ、子どもの送迎バスを保有している園などは、早めの設置を心がけたほうが良いでしょうね。

 

義務化期限が近付けば近づくほど、需要が上がるだけでなく設置業者も忙しくなってしまい、対応が遅くなってしまう危険がありますからね。

 

というわけで、本日は送迎バスの安全装置設置義務化についてでした。