3月5日午後、北海道白糠町で60代の女性と9歳の孫が乗ったスノーモービルが5歳の孫と40代の男性をはねる事故があり、女性が大けがをする事故が発生。
他にも、3人の怪我人がいるそうですが、いずれも意識はあるとのこと。
警察によると、住宅の敷地内で起きた事故とのことです。
詳しい怪我の程度はわかっていませんが、いずれも命に別状はないそうです。
死者が出なかったのが不幸中の幸いとでも言いましょうか。。
今回のような、スノーモービルの事故についてですが、法律上はどのような扱いになるのでしょう?
スノーモービルは車じゃない
まず、スノーモービルは国土交通省の許可を受けていないため、ナンバープレートを取得することができません。
よって、道路の走行ができないことになっています。
もし、スノーモービルで道路を走行した場合、道路交通法、および道路運送車両法違反ということになります。
一応、豪雪地帯においては、最寄りの警察署に届け出をすることで、ナンバープレートがなくても走行させることが可能な場合もあるそうですが、基本的にはスノーモービルで道路を走行することはできません。
今回の件は、住宅の敷地内なので、この点は問題なさそうですね。
スノーモービルの事故について
では、スノーモービル走行中の事故については、どのような取扱いになるのか。
まず、スノーモービルは上記でも説明したとおり、車両ではないので交通事故にはなりません。
これがどういうことかと言いますと、自賠責保険の適用は一切ないということです。
損害賠償の支払いについては、加害者側の任意保険会社の判断次第となります。
今回は、被害者側で大きな怪我をしている方はいないようですが、もし、後遺障害を負うような大きな怪我となってしまった場合は、交渉が非常に大事となってきます。
損しないためには弁護士への相談を
個人的には、任意保険会社との交渉が必要な場面では、豊富な専門知識が求められると思っています。
もし、専門知識のないまま交渉に臨むとなれば、提案された金額が適正であるかの判断がまともにできないということになりますよね?
となれば、もちろん損をすることになります。
こんなことがないように、専門知識が豊富な弁護士に依頼したほうが、回収できる金額の増加も期待できますし、なにより自身が交渉の場に出ないというだけで精神的負担が軽減されます。
ただでさえ事故に遭っている側なのに、交渉までしなければならないとなれば大変な負担です。
弁護士に依頼さえしてしまえば、後は基本的に報告を待って意見を言うだけです。
元パラリーガルだからってわけじゃないですけど、保険会社との交渉は弁護士に介入してもらったほうが損をしないと思ってますよー。