自転車で車道側に転倒した小5女児 車にはねられて死亡 横浜

 

 

2月15日の午後に、横浜で起きた交通事故の件についてです。

この件では、自転車に乗っていた小学生の女の子が車道側に転倒し、乗用車にはねられて死亡してしまったという、とても痛ましい事故です。

 

乗用車を運転していた方は、よけきれなかったと話しているようですが、実際によけきれないことってありますからね。

それでも、すぐ横で自転車をこいでいる方がいたのであれば、転倒する可能性、急に方向転換してくる可能性など、様々な点を考慮し、徐行運転に切り替えるべきです。

 

徐行運転すべきなのは、なにも徐行運転の標識があるところだけではありません。

 

・歩行者のそばを通過するとき

・交差点で右折するとき

・ぬかるみや水たまりを通行するとき

・高齢者や児童のそばを通行するとき

・歩行者のいる安全地帯のそばを通行するとき等々

 

他にも様々な場面で徐行運転をすべきとされています。

 

といってもみなさん、徐行運転の定義ってちゃんと把握されていますか?

いったい何キロからが徐行でしたっけ?

今回はちょっとその辺を一緒に確認していけたらなぁと思っています。

 

 

そもそも徐行って?

 

徐行の定義については、道路交通法に規定があります。

道路交通法第2条第20号において、「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう」となっています。

よって、何キロメートルで走りなさい、といった内容ではないんですよね。

 

じゃあ、直ちに停止することができるような速度、っていうのはどんなもんでしょう。

教習所でもらった教則本によると、およそ時速10キロメートル以下になります。

 

といっても、ブレーキを踏むまでの反射速度は人によっても異なりますし、雨だったり雪だったりと道路の状況によっても停止までの距離は変わってきます。

こうした点もしっかり意識した上で、安全運転を心がけねばならないのです。

 

 

徐行運転の意識を持って運転しよう

 

今回の事故の件、詳しい事故状況まではわかりませんが、もし徐行運転をしていたら、たとえ衝突したとしても死亡にまでは至らなかった可能性は十分にあります。

 

車は人の命を簡単に奪ってしまうものです。

今回のような痛ましい事故を起こさないためにも、徐行運転の意識を持って運転しましょうね。