数学ガール 一気読み | Papytat~東京農工大学生協読書部~

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春休みが終わってはや一週間が過ぎようとしています。
春休みが始まるときに自分に課していた目標を何とか達成できたので、その報告がてら本紹介をさせていただきます。目標達成できたぜ、ということを自慢したいわけではないです。自慢できる目標でもないです。

自分に課した目標、というか計画はこうです。

「数学ガール一気読み」

結城浩著の図書館に行くと一応数学コーナーに分類されて置いてある、数学ガールシリーズ、5冊をこの春休みに一息に読んでしまおうと計画していたのです。

と、いうわけで、読んだのは以下の5冊になります。

『数学ガール』
『数学ガール フェルマーの最終定理』
『数学ガール ゲーデルの不完全性定理』
『数学ガール 乱択アルゴリズム』
『数学ガール ガロア理論』

このシリーズの内容に少し触れると、

登場するのは普通の(?)高校生、中学生たち。放課後になれば図書室に集まり、数学をする。そして主人公に至っては、家でも毎日数学にいそしむ。
何のためにかといえば、楽しむため

数学で楽しむって何!

というのが読んでいて、実際楽しそうな少年少女たちの様子から少しでも共感できればしめたもの。実際に読んでいて、流れるような会話や、講義、数式の流れを、(本当は理論も終えたらよかったのだけど)感じているうちに、何やら楽しそうな数学といったものの雰囲気だけでも感じられれば、という気がします。

正直言って、どこまで理論を追えたかと聞かれれば、半分も追えていないです。それでも、数学にこんな楽しみ方があるのか、ということだけは何となく、わかったような感じです。もともとそれ目当てなので、そこそこ満足しています。

気になるのは巻を重ねるうちにじわりじわりと増えていく少女達。5巻を終えて、現在名前が与えられた少女達は、5名。2巻に一人くらいのペースで増えているような。それはもちろんいきなり数式や等から始まるのでなく、他愛のない会話などから始まるし、ところどころに進路やら恋愛やらついての悩みなどもはさまれるのだから仕方がないけど、そんな数学ガールたちと主人公の関係やからみかたが、ライトノベル的な感じを帯びていて、

どんな感じだよ、という方もまあ、一読してください。特に2巻目までは難なく行けると思います。

本の厚さがなんだか分厚くなる、ゲーデルの巻は、タイトル通り、ゲーデルのところで躓くやもしれません。あの章はなかなか心が折れるかもしれない。
理論を追う気がなくても

まあさておき、
次回は読むだけでなく、登場人物たちと一緒に数学を書いて、できれば一緒に解きならがら読み進めていきたいです。