妊婦健診 15w3d。
今回はttts(双胎間輸血症候群)の診断から初めての診察でした。
正直病院の前で逃げたくなるし、ソワソワするしでかなりビビってた診察。
しかもついたら多分時間外の診察だったのかいつもはいっぱいいる診察室の前もガラガラ。
それがまた何か恐怖感。
で。
今回は女医さんでした。
きっちり喋ってくれる先生に感謝。
「胎盤から出ている二つのへその緒が1、5センチしか離れていない。
近いだけ大きな血管も繋がっているやろうし、急激に血流が逆流した時怖いね。
一人亡くなった時、もう一人に急激に負担がかかって両方ダメになる事も。
でも今は体重に差はあるものの羊水には差はないし、
前回より体重の差も広がっていないから。
今できる事は何かあった時すぐに対処できるよう診ていく事。
じっくり見て行きましょう。」
しっかり病気の怖さも話してくれた上で出来る事、
先生がついててくれるっていう安心感を与えてくれる先生でよかった。
今回のエコー写真。
ちなみに。
我が家待望のメンズです![]()
健康であればどっちでもいいねんけど、やっぱりうれしいね![]()
双胎間輸血症候群(ttts)とは
双子妊娠の中でも、一卵性(一絨毛膜双胎)だけに起こる病気らしいです。
一絨毛膜双胎とは双子が一つの胎盤を共有している状態。
本来は、お互いの血管のバランスがとれていったりきたりするのですが、そのバランスが崩れて
一方的に血液を受けたり血液を供給したりする状態になった時に双胎間輸血症候群(TTTS)を発症します。
進行すると、一方的に血液を受け続けている赤ちゃんは、体がむくみ胎児水腫や心不全を引き起こし、血液を送りだしている赤ちゃんは発育不全で小さくなって、腎不全を起こしたり。
放っておくとおなかの中の2人ともが助からない病気です。
tttsの診断基準
【診断】
多尿による羊水過多と乏尿による羊水過少を同時に満たすことが基準となります
【病態】
TTTSは一絨毛膜二羊膜双胎の10~20%に発症すると考えられています。
TTTSはどちらか一人の赤ちゃんの病気ではなく、どちらの赤ちゃんも状態が悪くなることが特徴です。
【状態】
Stage I 供血児の膀胱がまだ見える。胎児血流異常を認めない。
Stage II 供血児の膀胱が見えない
Stage III 以下に示す胎児血流異常をいずれかの児に認める
臍帯動脈の拡張期途絶・逆流
臍帯静脈の連続した波動
静脈管血流の逆流
Stge IV いずれかの児に胎児水腫を認める
Stage V 胎児死亡
tttsの治療方法
根本的治療法が「レーザー治療」です。子宮内を見る内視鏡とレーザー装置が一体化した、直径3ミリの器具を腹部から子宮に入れます。体外からも超音波装置で見ながら、胎盤上でつながった数本の血管にレーザーを照射、血管を固まらせて血流を断ちます。治療は1時間ほどで済みます。
国立成育医療センターでは、特殊診療部長の千葉敏雄さん、周産期診療部長の北川道弘さんらの専門チームが治療にあたります。2003年春から、この疾患に同様の治療を21件行い、2児生存が10件、1児のみ生存が9件。2児とも亡くなったのは2件で、全体の1割以下でした。

