カナリア諸島の対日関係と観光産業 | 南半球一周計画

南半球一周計画

2011年8月~2012年4月までスペインを中心にヨーロッパ各地、ラテンアメリカの国々を旅行しました。


南半球一周計画

Canon EOS 7D × 10-24mm f3.5-4.5 
ISO800 f4.5 240秒 アイベルCD-1赤道義にて追尾 


スペインのアラゴン州サラゴサ周辺にて撮影。70万都市のサラゴサから車で20分ほど行ったところから撮影しました。


近くに風力発電の風車があり、サラゴサの夜景も綺麗なのですが空気が澄んでいるため天の川も見えました☆

日本で、これだけの都市からわずかな距離での撮影では考えられない条件です。



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最近は家で引きこもり生活をしつつ、新年会などの誘いがあれば行ったりそれなりに伸び伸びと暮らしていました。


ここ3~4日は海外課題研究というちょっぴし大がかりなレポートを作成しています。


4項目で合計4400字以上になるレポートと、それについてのプレゼン、原稿作成、委員会提出用のそれらの要約作成等でいろいろ書いています。


留学中に行った現地事情・文化に関する学習結果の報告という内容なのですが、

自分はカナリア諸島の自然地理と観光産業について調べてまとめています。



カナリア諸島ってどこ!?


って方は以前書いたカナリア旅行の記事をご覧ください。


今日はカナリア諸島の日本との関係と、観光産業について書こうと思います。



NATO(北大西洋条約機構)軍基地があるグランカナリア島の非核地帯を宣言をしたテルデ市の

1996年に完成した広場にはスペイン語で書かれた日本国憲法第9条の碑が建てられている。


残念ながら自分はこの町に寄る時間がなかったのだが、市中にヒロシマ・ナガサキ広場(La plaza de Hiroshima y Nagasaki)という名前に広場があるそうだ。


また中心都市のラスパルマスの港は日本のマグロ遠洋漁業時代から続くマグロ漁基地となっている。

このことから、日本人永住者も多く、在カナリア日本領事館があるほか、以前は日本人学校もあったとのこと。


イカや蛸の対日輸出額も大きく、戦後日本との関係は意外と知られていないが密接であった。



スペインの産業別に見た観光業が占める割合は国のGDP の約12%とされ近隣のイタリア、フランス同様観光大国であり、また観光収入は貿易赤字分の約7割をカバーしており、国際収支の基盤が観光業によって支えているともいえる。


が、カナリア自治州ではさらにサービス産業が83%と高く、カナリア諸島のその割合は他の同国地域と比べても群を抜いている。


ちなみに、スペイン全体では66.7%がサービス産業の占める割合となっている。


さらに、カナリア経済において観光業は主要産業となっており、

2009年においてはカナリア自治州の総生産額(GDP)の27.4%、就業者数では全体の30.2%が観光産業が占めていて、

観光産業を中心とした第三次産業がカナリア経済を支えているといえるでしょう。


カナリア諸島は欧州連合(EU)加盟国の特別領域とされ、日本の沖縄県のように税制面でかなり優遇されている面があり、貿易をしやすい環境は100年以上にわたって守られてきているとか。


またカナリア諸島を訪れる観光客の国籍ランキングを調べたところ、スペイン国内からを除くと

1位はイギリスで約319万人、2位はドイツで約232万人となっており、

ノルウェーから約36万人、アイルランドから約35万人、スウェーデンから約34万人の観光客が訪れている。


また2010年の年間観光客数が1000万人弱であったことから、スペイン国外からの観光客で成り立っていることがわかった。


滞在中、住民から聞いた話によると25パーセントの住民はイギリスやドイツからやってきた永住者だそうでバカンスや観光客も合わせると3人に一人は外国人だとのこと。


我々は中華料理店で夕食をし、店員との会話でスペイン語を話してみたが全く通じず、英語で会話をしたくらいだ。


もちろん中国人だけではないが、郷に入って郷の言語を話そうとしないヨーロッパ人も多く、

英語が得意ではない自分には少しふがいないと思うこともあったが、自然環境、社会的条件(治安など)ともに生活しやすい島だな感じた。


今年の夏テイデ登山で再度訪れようと考えているが、入山許可証だけは忘れないように予約しておこうと思います。


こんな感じの研究をしています。はい。


締切が近いので、パワーポイントの続きをやってきます(;´Д`)ノ



それでは。



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