1年を通して
11月ってやつは
あれこれがあって

なんだか
楽しくもあり
悲しくもある

娘たち２人の誕生日が11月で
嫁に出してもまだ
プレゼントなどを探す

それから
祖父に
ぱふに
チャンスに
友達２人に
先輩に
談志師匠に
たい平さんの母も　命日で

その都度
その近くの日にと
出掛けてみるのもまた
残された者の勝手な務めと
心してみる

今年は
更にせわしくもあるのは
ツワリでSOSを送って来た
娘と孫たちを

まかせとけ！　と
預かっているから
すっかり自分の時間は
なくなってしまった

思えば
引っ越す度の出産も
いよいよ新居を構えたから
ここまでなのだろう

お互いが
３人兄弟の真ん中どうし

それもあってか
当初から子供は３人と
決めてたらしいけれど

やはり
産む側は大変で
特に
３人目ともなると
妊娠中に
２人の面倒をも見ねばならない

振り返れば
我が家のその頃もまた
カミさんのお袋さんが
長いこと泊まりで手伝ってくれた

その感謝を返す間もなく
お袋さんは
63だったから言葉を失う

そのお袋さんの命日もまた
来月早々にやって来るけれど
今年は
そんな都合で
遠方のカミさんの実家の墓所には
難しいかもしれない

仕方なくも時は過ぎて
そんな順番は回って来る

数ヶ月もすれば
僕もまた
そのお袋さんの齢となる

すでに
多くのことが
頭の中で駆け巡って
支配された運とやらに
わずかでも先へと
願ってもみる今日この頃…

11月の終わりに