1泊した孫たちも
午前中に帰り
楽しくも嵐が去った感

ならばと
今年の最後にと
ぱふと歩いた道を
午後から日暮れまで

ぱふのロケットと
首輪とリードとを持ち
ひとり確かめながら歩いてみた

それはそれは
隅から隅まで
路地から路地裏まで
こんなにも歩いたかと思うほど
どの道にも
その思い出は残っていて

あの日のわずかな出来事までも
走馬灯のように思い出す

しかしダ！
不思議かな
通り過ぎる見覚えのある方々

そう
犬連れでの散歩中の方々
通り沿いのお宅の方々

いつもなら
こんにちは！　ってことが
今日は　ない

そう

皆
知らん顔してすれ違う

そう
ぱふがいないから

そう
僕だけでは
わからない

ちょっと寂しかったけれど
ならば
この話題に触れずに
そっと通り過ぎようかと　急ぎ足

それで良いと
今なぜか思いながら

そうなのだ
散歩中は
ぱふあっての僕だったのだ

さて
今年もあとわずかで終わる

日付が変わるのは待たず
いつものように早寝しよう

初夢には
ぱふは現れるのだろうか

ぱふの存在感