銀座、一穂堂で開催された展示会、最終日の日曜日、時間ぎりぎりになんと駆けこめました!

奈良、神戸での開催は行かれなかったのですが、次は東京!ということで、拝見できるのをずっと楽しみにしていたのです。
どの作品も観る人の心に響く素敵なオーラが放たれていて、もう感無量!
徳永さんにもお会いでき、行けてよかった♪


こちらの神々しい椅子は・・・黒柿の椅子。
【天皇、皇后両陛下がお座りになる椅子】として、もう手には入らないずっと大切に保管されていた貴重な[黒柿]で作られたそうで、徳永さん、ひとつのくぎりとして創ったもの、とおっしゃっていました。
座面はスプリングと馬の毛でできていて、座らせていただたのですが、気分は皇室!?そして、立つときは、下からフワッと押し上げてくれる感じ、初めての感覚でした。


こちらのなんともキュートな椅子は・・・【少女がセーターを纏ったら】というイメージでお創りになったと。
そんな解説を聞き、ますます目がハートになりました!
その中でも、黒柿で創られた非売品のこちらは、少女が少し大人になった・・・イメージ湧きます!

背面は和紙を糸にして編んでいるのですが、その素材となる和紙を持って解説をしてくれる徳永さん。

この和紙、原料となるものを山に取りに行く方が今現在おひとりだけ・・・だから今後はもう手に入らないかもと。
こんなに良い和紙が・・・と寂しそうな徳永さん。
日に当たると段々白くなっていく不思議な和紙。
日に焼けて黄色くなるのではなく、益々白くなる・・・話題にならないかしら・・・。
なんとかならないものかと思ってしまいます。


圧倒的な存在感の千年チェアー。



中央の細い木(椿)が可愛い胡坐の椅子。


京都大徳寺、樹齢800年の欅で作られたKYOTO-chair.


徳永さんの椅子を創りあげている鉋。

「鉋仕上げの椅子しか創らないのですか?」とふと疑問に思い聞いていみました。
徳永さん、もう鉋フィニッシュ以外では創れないねと。
鍛冶師大原氏との出会いがなかったら・・・それまでの30年間の創作の中では表現できなかった知らなかったことが恥ずかしながら今、鉋により生み出されていると。
木とはどういうものなのか、木がどんなことを語りかけてくれるのか、その本質を表現したいとおっしゃっていました。
そんなを徳永さんの作品をお家における様、一生懸命お仕事頑張ろう!と心に誓う私でした。


徳永さん、工房のスタッフの皆さん、色々とお話聞かせていただきありがとうございました。
東京での展示会も毎日大盛況で、益々お忙しくなられるとお察し致しますが、どうか身体に気をつけて、今後とも素敵な作品を創って下さい!
又拝見できるのを楽しみにしています。