
アレクセイと泉の本橋成一監督の作品。
ドキュメンタリーとも映画とも括れない、想像していなかった世界感をみせられた衝撃からか、観ている途中から頭がクラクラ。劇場を出てからもしばらくは映画から醸し出される空気感と生活音が身体から抜けませんでした。
映画からは人為的な要素、意図するものが全く感じられない。
そう、これはバオバブが語りかけているものだから。何百年も何千年も生きているバオバブの記憶をただ忠実に伝えた作品。
だからこそこの映画から個々に得られるなにかは、果てしなく壮大で偉大。圧倒されてしまうのです。
バオバブの活用方を知るもよし、学校に行けないモードゥから文明社会の価値観を考えるもよし、女性達の素敵なおしゃれセンスを楽しむもよし。
バオバブからのメッセージを心にとどめ、忘れないでいたい。