「生きづらさはどこから来るか」 イスラエルの友人が持っていたこちらの本、私も興味がありその場で借りて一気に読了。 ここ何年か関心のある題材らしく印象を聞きたいと。折角なので忘れない様に投稿を🎶。 勉強会のネタにもなるかしら😉! 要約の様でもありますが、以下読書記録文なり。 生きづらさを感じる、そのような意識を持つようになったのが人間という生き物の特性だと。 そんな人間の生きづらさの生物的由来とは、、、なぜ生きづらくない場所、「安心できる居場所」「信頼できる人や仲間」を求めるのか。 そもそも求める必要はどこに? 求める事が当たり前に思っていた思考をなーるほど、っと根底から変えさせてくれる、やさしい解説で生きづらさについて綴っている本。 もう少し詳しく、、、 人間は、とてつもなく遅い速度の進化(そもそも人類の誕生は地球誕生以降46億年を24時間にするとたった最後の数十秒でしたね)であると改めて認識する事と、 他の生物と違う多様な文明社会を築いた高度な能力を持った人類は、自ら選択して環境の変化に適応できる、生きづらさの種を持った生物なんだとの前提により、生きづらさを感じるのは進化心理学的に人間であれば当たり前なんだなとあっさり納得。 進化には、膨大な時間が必要であり、生きづらさは、人類全体の進化に原因があると。 進化心理学的に考えるなら、、、 職業を選択するにあたり、生死を訪うほどの悩みを持ってしまう傾向を生まれながらに持っている。 生きるためにすべき仕事がなくなったので、自分のやりたいことがなんなのか、わからないのは当たり前。 現在のニート問題は、狩猟採集時代の働かないと死活問題となる状況下にて、積極的に休むという選択も非常に重要であり、その、休める時に積極的に休むよう進化した能力が作動しすぎている要因が隠されているかも!ニート問題は進化に起因した問題。 負の感情、怒りの感情も、進化論を読み解けば見通しがよく。 生きづらさは、適応できる人間の代償に他ならない。 狩猟採集時代は他者の理解が容易だが、現代は、、、複雑に絡み合う選択肢から選べるのに加え、付き合う時間が減少。 しかしながら私たちの心や身体はほとんど狩猟採集時代のままであり、他者理解が進まないのは当然。 感情を進化の視点で客観的に捉える進化心理学。 面白い。 更に、人間はサルから幼形進化、成熟したサルよりも、子どものサルに外見も似ていて更に子どもらしい外見だけでなく、子どもらしい心理的な動きもしている、サルの子ども時代が引きのばされる形で人間に進化したとしつつ、 最終章ではそれ故の!明るい可能性も存分に記載。 動物の中で人間にだけに許された柔軟性を発揮し、自分独自の環境づくりに挑戦しよう。 生きづらさは、人類共通の貴重な財産✨。 素晴らしい締めくくり。 #生きづらさはどこから来るか #進化心理学で考える #石川幹人 #読者感想 #進化心理学 #究極要因 #生きづらさ

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