ある所で、遊びとお遊びについて考えさせられた。
そこは、貸しギャラリーという訳ではなく、小さな古本屋の壁一面に、かと言って、全面という意味ではなく、一面の一部を展示スペースとして使っても良いですよ、という店長さんのご好意、な感じで提供してある。
私は本当に知識がないので知らないけれど、名の通った方もお忍びで展示された事もあるらしいし、店長さんの目利きで、無名またはアマチュアであっても展示する事もある。
ただし、条件というか、当然ながら、誰でも彼でも良いという訳ではない。
というのは、当たり前というか、そのお店に合う合わないがあり、そのお店は、一見無造作に本を並べてはあるようで、かなり計算されているのだから、そこのところは何となくでも分かるでしょ、最低限のマナーとして、と言わずもがな、だと思っていたのだが、店長曰く、そういう事を考えないで飾らせて欲しいと気安くいう方がいて、断るのがあまり良い気分ではない、というような事をボソッと言われた。
プロでも、ガチガチのギャラリーで額から何から揃えてすべき企画と、肩の力を抜いて、本気なんだけど、遊び心でする企画とがあって、この古本屋さんは後者に適している。
故に、見る人によっては、遊びとお遊びの区別がつかない人もいるのだそうだ。
こういう時、プロとかアマとかではなくて、ある一定のレベルという曖昧模糊とはしていても厳然たる線引きが、どのお店にもあると思う。その店主の考えを考慮するのはお客さんの方の最低限のマナー、エチケットだと思う。
お客さんからの持ち込み企画を断る店主の気苦労を考えるのも、大人の遊びには必要なのだと。
つまり、お互いが釣り合うかどうか考えるだけの感性と謙虚さがあって成り立つ遊びなのだと。
改めて思った。