仕事の帰りによく寄るコンビニのお兄さんの髪形と色が変った。

はじめ、「新しい人が入ったのかな?」と思ったけれども、良く見ると以前からいた金髪のエキセントリックな髪型のお兄さんだった。
こざっぱりとした黒髪で接客している彼の顔は、なんだか初々しく、きれいな笑顔だった。
彼に何があったかは、もちろん、知らない。

服装と精神性とを関連付けて講釈をたれるのは、生活指導の先生に丸投げするのが私の考えであるけれど、それでも、一般的な接客業なのだから、一般的な格好だと安心する。「一般的って何だ?」と言われれば、言葉に詰るが、そこはそれ、察していただくこととして、特に親しく話すことにはならないであろう状況であるなら、そういう建前は現実問題として必要だと思う。
嘘も方便、って、つまり嘘なんだけれど、嘘で円滑に回る人間関係もあるわけで、それで済まされるなら済まそうよ。なんて思う。
こんなことを思うのも、私が多少は大人になって、少しずるくなったからだろうか?

ともあれ、私は、一人うれしい気持ちだった。

見た目が全てとは決していわないが、それでも、結局、人は見た目なのだと思う。
そして、「それでも、一応は話をしてみようと思う。」のが良心というものではないだろうか?
話してみても人なんて分かるもんじゃないけれど、それでも、話さなくてまったく分からないよりは安心だろうと思う。もっとも、それだって安心したつもり、なのかもしれないが、無いよりは良いと思うのだけれど、どうだろう。

なんとも歯切れの悪いもの言いで申し訳ないけれども、そんなことを考えてみたりする。