東日本大震災後の住まいで、何が変わったか 3・11 かって経験したことのない未曾有の大震災により壊滅的被害を受けた東日本から1年経過しようと している。様々な方面から復旧・復興に向けた多大なご厚意ご支援に対して感謝を致しますと共に引き続き ご支援宜しくお願い申し上げます。 大震災が起きる2週刊程前に、家を建てたいお客さんが設計者を探しているという省エネ住宅に詳しい知人 Nさんからお話で他にも声を掛けているが作品等のプロフィールを出す用意があるか問われ、喜んで最新作 を提出した。幸いにもオファーがあり初めてお会いし、現在の生活を通し詳細に渡り今後の生活スタイル等 の要望を伺いできた。次回お会いできる十日後にオリジナルスケッチを提出しそれを基に検討することにし た。この日が大震災の前日であった。 事務所の戻り早速、作業を試みる。お客の生の声を受け入れた早い時期に住宅規模を把握できる敷地図、 ラフスケッチプランニングを通して住宅のスケール(規模)全体を把握することを大事にしております。その日 も前日同様、大震災直前迄その作業をしておりました。それからというものが大変であったことは言うまでも ない。 しかし第一回の打ち合わせで計画案提出を十日後に控えており震災を理由に延長して 頂く訳にはいか ない。どのような案を作ってくるのか心待ちしていること、先ずはお客から短期間で纏める能力が試されて いると何時も言い聞かせている自分がいる。その後の提出した計画案に対しての良い感触を得た、更に 検討を加えていたその翌日、偶然にも大きな余震に遭遇するとは想いもよらなかった。 頻繁に起こる余震の内、最大級の余震に二度に停電等のライフラインのストップに対して此れまでとは異 なる何らかの方策を考えてなければならない時期に来ていると痛感した。 大地震に倒壊されない、大津波に流出されない建物は残りそのいくつかは一定の役目を果たしている。 しかし寒い気象条件下で起こった大震災の寒さ対策に対し成す術がなかったのではないかと思われる。 住宅に関しては熱損失係数Q値1.1程度のエコハウスであれば室内の発生熱と直射日光取得熱により 無暖房の室温で寒くない程度に過ごせるというデータがあります。 また、矢巾町南矢幅の家はQ値1.56であるが昼間は21度、夜間帯はパネルヒーター暖房をオフにして 朝の室温が19度であるから朝からの好天日の直射で室温が上昇すると日中は無暖房状態となる。 先日、伺った折に聞いたことであるが震災直後は新築引越しの捨てなかった反射式ストーブとストック していた灯油で停電時に暖房とI Hヒター代わりに役立ったと言っておられた。更に換気が第3種の アエレコ製のMS調湿換気システムを採用していたので従来の一定量換気と違い換気のニーズに合わ せて自動で換気量を制御する新しいタイプのシステムであった。此れにより一定量換気の抱えている 問題を解消することが可能になりました。 加えて冬季の過乾燥を約5~10%低減効果も見込めます。 その故、熱損失を約40%削減できているので朝の室温が下がらない、因みに第1種熱交換型換気 システムのハイコストなものと比較すると非常にリーズナブルでメンテナンスの面倒が少なく消費電力 の少なさからも総合評価出来る。 「室温はそれ程高くないのだけれども、どの場所でも寒さを感じない ・・・・・・」 室温(空気温度)と人が感じる温度(体感温度)に大きな差がない場合ですが上記に該当します。 その反対例 「室温は低くないのだけれども、なんとなく寒く感じ、足元が冷える・・・・・・」 寒く感じ、足元が冷える、という現象の原因は外皮の断熱不足や漏気によるものです。一般に居住空 間における体感温度は周囲の窓・壁・床等の表面温度(平均放射温度)と室温の平均である。 南面の大きな開口部からダイレクトゲィンした太陽熱が室内空間を構成している壁、床の表面の熱容量 の大きい材料に熱が蓄えられる。外気温が低くなるとウイークポイントである開口部からの熱損失で室内 温度の低下を招くが、断熱の良い建物は室温と熱容量の大きい材料温度が略同一であるため体感温度 は自然室温を維持しようとするので急激な室温低下にはならない。 つまり断熱外皮計画がしっかりしているエコハウスは温熱環境が良好である証しであるデータの裏付け に他ならない。 加えて少ない室温の低下に対して僅かな暖房器具で賄うにはより一層の熱損失係数の 小さい建物の性能が必要であることは言うまでもない。 加筆してあります。 ランキングに参加しております応援を宜しくお願いします。 人気ブログランキングへ
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