サングラス5番区前
ブルマ『とうとう私達の出番て訳ね。
散々好き勝手暴れ回って、私達まで容易く倒せるなんて思わない事ね。
暴風のユリに狂鬼のヒョヨンそして切り裂きサニー3対3で丁度良い数ね 』
ユリ『3対3だって。
あんた等みたいな木っ葉を相手に3人なんて必要無いのよ。
この暴風のユリさんが1人で血祭りにしてやんよ』
ロゼ『こんなよその街に来て先輩方は何をやっているんですか。』
ジェニ『前期派の先輩等少女時代一家によその街で勝手に暴れ回られて、それがまるでわたし等後期派を含めたドール連合全体の総意なんて思われたくないんですよね。
他の後期派はどうだか知らないですけれど、この破滅の人形ジェニが率いるBLACKPINKはこんなダサい真似している先輩等を見過ごす訳にはいかないんですよね』
レイジ『踊る人形リサ、道化の人形ジス、静寂の人形ロゼ、そして破滅の人形ジェニ。
あなた達が何故私達をかばうの?
ドール連合は一枚岩では無いって事?』
ベジータ『聞いた事があるな。
俺達の街にガンプラ一家やフィギュア同盟なんかの派閥が有る様に、ドール連合にもそれっポイって事で後付けで名前を付けられた前期派と、先に名前を付けられてからそれっポク作れた後期派が有って、その両者の間には大きな溝が有るって話しだ』
リサ『その通りよ。
今暴れ回っているのは前期派の少女時代一家のそれも一部の方々だけで、あの彼女が動いている訳でも彼女が指示している事でも無くって勝手に数人が動いているだけなの。
私達BLACKPINKや同じく後期派のソロ組は関わって無いし、むしろダサい真似してくれてる先輩等には憤りさえ感じているわ。
彼女の指示の元ではなく勝手に動いている以上は黙って見過ごす訳にはいかないんです。
そんな訳だから、ここは私達BLACKPINKが引き受けますからフィギュア同盟の皆さんはそれぞれ自分達が守るべき場所へお帰り下さい。
ドール連合の問題はドール同士でかたをつけますから』
ユリ『彼女の指示、いちいちテヨンの指示がなきゃ自由に出来無いお前等後期派なんかと違って、私達前期派は自分の意思を尊重して行動してんのよ。
この場にしゃしゃり出て来た事を後悔させてあげるわよ』
ロゼ『前期派のおばさん方に後期派の実力を見せてあげますよ』
ロゼ『前期派ってこの程度だったのね。
やっぱりお年で足腰にきてたのかしらね。』
リサ『ジェニ危ない!』
サニー 『おらおらッ』
サニー 『調子に乗ってんじゃねぇぞ小娘共が。
このわたし、切り裂きサニーを忘れて勝手に終わったみてぇな寝言こいてんじゃないわよ』
リサ『ジェニ‥ 大丈夫か?』
ジェニ『それはこっちのセリフよバカリサ、あんた何してんのよ。
しっかりしてよリサ。』
リサ『バカはどっちだよ。
私達BLACKPINKのリーダーが簡単にポロポロ泣いてんじゃないよ。
わたしがさ こんなダサい事で くたばる訳無いんだからさ 涙を拭いてくれよ。
そんでさ 立ち上がってさ あのイカれた刃物女をさ やっちまってくれよ。
頼むよリーダー』
ジェニ『だめだめだめだめだめだめ、だめ目を閉じ無いでリサ‥』
リサ『心配すんなよ ちょっと だけ 考え事すんのにさ ちょっとだけ
目ぇ閉じるだ‥け 』
ジェニ『リサ! ねぇリサ! リサってば!
速攻であいつを片付けて、直ぐに病院に連れてくからね。
だから絶対に死んじゃ駄目よ!
目を閉じててもいいのは本当にちょっとだけだよ。
ちょっとして目を開けない時は引っ叩いて起こすから、だからちょっとだけ待っててねリサ。』
サニー 『一体何時までドラマごっこやってんのよ!』
ジェニ『この程度の喧嘩で刃物を持ち出すとか‥
随分と汚い真似をなさるんですね先輩。』
ジェニ『人の命の重さを軽く見るとか、どこまで腐ってるんですか貴方わ。』
サニー『はぁ?
わたしは切り裂きサニーなんだよ。
刃物を使わずに何で切り裂くのって話しでしょ。
猿みたいにキィーキィー喚きながら爪で引っ掻いて裂くとか思っていたのかしら?
それなら随分とめでたい貧相な脳みそしてるみたいね。
スパッと切り開けて皿にひっくり返して出したらプリンみたいにプルンプルンのシワの一つも無いツルツルの脳をしてそうよね。
それじゃ〜あざな通りに破滅して貰おうかしら、破滅の人形ちゃん』
切り裂きサニーの狂気の前に次々と散ってゆくBLACKPINKのメンバー達、残ったジェニはサニーを倒す事が出来るのか‥
つづく