「Cちゃん、卵焼き失敗しちゃった」
部屋でくつろいでいた私に
ママさん何気に入ってきて冒頭の台詞
「う~ん、たまには仕方ないんじゃない」
何気に返事をする私
(≧▽≦)ゞ
その時はあまり気にしなかった
丁度小説を書いていたのもあって
言ってみれば適当に流していたし
まだまだこの時
う~ん4月頃ではまだはっきりとママさんが
世にも恐ろしい怪獣ディメチに喰われている等自覚もなく
20年以上も准看護師として働いていたにも拘らず
他所様……患者さんには逸早く感づくアンテナも
家族、然も実の母にはこれまた何の役も立たないもの
何処の世界に
はいはい十分理解はしていてます
他所様であっても
ママさんであっても
同じ人間
生まれた瞬間よりこの世に生ける者は
死へと向かって歩いていく
認知症もその死へ向かう前のプロセスみたいなもの
死を受け容れ易く
また死を恐れさせない様に
怪獣ディメチはその恐れすらも喰らっているのかもしれない
だから他所様が認知症になる様に
ママさんも認知症になる可能性が
いやならない可能性の方が低い
どうしてママさんが認知症にならないと思い込んでいたのだろう
何故何時までも元気なママさんだと思っていたのだろう
ううん、私――――
ママさんの子供全員が
ママさんは認知症にならないし
何時までも元気だと思っていた
いや、望んでいた
愚かな聞き訳のない子供としての私は
恐らく今年に入ってから幾つかサインがあったのを
しっかりと見逃していた――――というよりっっ
見て見ない振りをしていたと思う
もっと早く気付けば良かったと思う
気付いていれば治療も早く受ける事も出来ただろう
今は10月
ママさんの診察の順番まであと少し
その前に私は
嘗て誰よりも料理が得意で
物心つく前より
美味しいものを沢山作ってくれて
また決して料理では失敗する事もなく
他の事も完璧だったママさんの
終わりの瞬間なるモノを見る事になる
ウ・・・━━(。・ω・)ウワ━(。-ω-)ァァ━・゚・(。>ω<)・゚・━━ン!!!