原作はもちろん好きだけど、ドラマも好き。
原作は最後の最後に犯人が死んでしまうやるせなさがたまらんのと、最後の終わり方がすき。
ドラマは人物に深みがあって好き。クドカン脚本アレンジ。
クドカンの脚本で共通している「普通」さが随所に現れてていい。
萩村におはぎさんってあだ名が付いたり、酔うとオカマ口調になるという設定が加わることで、その人物に愛着がわくよね。警察官でもキャバクラ行ったり、寂しいから全裸シリーズ観ちゃうとかそういうエピソードがふんだんに盛り込まれて、ひとりひとりの人物に愛情を注いで描いてくれるところがクドカン脚本の好きなところなんだよね。

とだえりかのセリフ回しがカクカクしててあんまり好きではないのだけれど、
演技はすごいなーって思った。
戸神にもう会えないってなった時の投げやりな感じとか。
「スエットでいいよ!」とか「引っ越さなきゃね、彼ここの住所知ってるから」「めんどくさい!」
みたいな、みえみえで心苦しくなるくらい心当たりがあるこの感じが。

結局この土日で原作読んで2回泣いて、ドラマDVDで4回泣いたわ。

容疑者Xも好きなんだよなー。これは原作が断然好きだけど。
もっかい読むかなー。