朝8時までに服薬含む飲食を終えて、それまでは絶飲食とのこと。
食欲ないなりに、負けてたまるか!と少し多めにご飯を食べて、薬を飲む。
薬は抗生剤のフロモックスと、痛み止めのボルタレン、あとは胃荒れ防止の顆粒。
保育園に行く娘と旦那を見送り、自宅で横になり安静に過ごす。
違和感からか、吐き気まで行かない程度の軽い悪心がずっと続く。
夜も2時間寝て2時間起きての繰り返しなので眠くてだるい。
昼過ぎに目を覚まして、顔を洗って着替えて旦那の車で病院へ。
病院についたら、血圧と検温だけ外来でして、2階の陣痛室に案内された。
娘の出産後、一晩痛みに悶えた部屋だ。
懐かしくて、少し悲しくなる。
あの時は痛かったけど、お母さんになったんだって喜びや興奮があった。
旦那と話しながら手術着に着替えて、看護師さんを待つ。
数分したら戻ってきて、手術室に案内される。
まずはブドウ糖液のみの点滴。
血管細くてなかなか出てこないのでいつも通り難航…。
血圧計やバイタルをとる指先につけるやつ、心電図をつけられ、準備が始まる。
ここにきて、また涙があふれてきた。
娘が生まれたこの手術室で、ベビとお別れするんだ…
両手、軽い拘束をされているため拭かなくて、両耳に涙が流れ込んで気持ち悪い。
気づいた若い看護師さんが、私が持ってたハンカチで拭いてくれる。
途中から、知っている顔の助産師さんが入ってきた。
確か娘のときにお世話になった人…
なかなかお医者さん現れず。
2時半開始予定だったけど最後に時計を見たのが50分。
院長先生が「お待たせしました」と入ってきた。
若い看護師さんが「○○(多分麻酔)入れますか?」
院長先生「うん、入れちゃって」
点滴に何か注射される。
イメージしてた麻酔だと、
『ゆっくり数を数えてくださーい』
『いーち、にーぃ、さー…すやすや』
って感じだったんだけど、
あれ、まだ効かない。
院長「昨日入れたの取りますねー」
私「え、ちょ、まだ麻酔…」
院長「今日は取るだけだから大丈夫だよー」
いやだからその拡張されるのがまず痛いんだって!
痛い痛い痛い…
ちょっともう一回エコー見るよ、エコーだから痛くないからねー
いやだからそのかくちょ
「痛い…怖い…」
うわごとのようにそんなことを言ったか言わないかで、突然首の後ろがびぃーん…と熱くなり、気が遠くなる。
気がついたら、大きな円柱形のタワーの中を、ガタガタしない滑らかなジェットコースターみたいなものに内診姿勢で座って、猛スピードで動きまわってた。
真っ暗な塔内に、小刻みに螺旋階段状にある階段から外の光が見えたり、真っ白な塔内に、蛍光グリーンの模様が規則的に流れてきたり…
遠くから響くように先生の指示する声が聞こえたり、助産師さんの声が聞こえたり…
目は、薄く開く。けどすぐに閉じてしまう。薄く開いたときに、手術室の天井の、手術台を囲むようにある白い照明が見えて、それで塔は白に戻る。
ずっと、まさにジェットコースターのようにぐわ~んぐわ~んと走り続けていた。
痛いという感覚はないけど、いかにも子宮口開かれてるー!っていうような不快で不安な開放感を下半身に感じた。
引っ張られるような感じもするけど、目の前のサイケデリックな色の洪水に意識がもっていかれる。
黒と赤が、時計回りに視界いっぱいに渦を巻いたとき、なんかもう痛いんだか辛いんだか、死ぬのかなって感じた。
あぁ、これが真っ暗になったら、全て終わる、死ぬんだな、これ以上の気が遠くなる感覚はきっとない…
と思ったとき、掃除機みたいな音がした。
多分、赤ちゃんを吸い出すとき。
先生がはっきり見えて、先生の後ろには空か白かの光。
内診姿勢のまま、背中から地中に落下する感じがした。地中は真っ暗で、先生の肩ごしの光がどんどん小さくなる。
吸われてる。自分の命が吸い取られてる…あとは背中から落ちて死ぬだけだ…
そんな風に思ったら、急にお腹に重い痛みがきた。
生理痛の3倍くらい、重ーい痛み。
感覚が戻ってきた。痛い…お腹痛い…
なんか拭かれてるような、ギュッと何か詰められたような(後でタンポンだとわかる)
目が、半目だけど2秒くらい開けていられるようになる。
あぁ、やっぱりここは手術室…
ずっとここにいたんだなぁ…
酸素マスクがついてるから、喋りづらくて苦しい…
「終わったんですか…?」と聞くと、知ってる助産師さんが「終わりましたよー」と答える。
院長先生はもういなかった。
謎のタワーの旅に疲れて、
でも吸われる感覚は覚えてて…
「もう、赤ちゃんいない…?」
「うん、そうね…」
また涙が出てくる。
「あの、おなまえは…?」
「えっ、私?N田です」
「やっぱり…上の子のとき、お世話になりました…。凄くお世話になったから、この人のこと覚えとこうって思った…」
「そうなんだ…」
「次は…ちゃんと産む方でまたお世話になりたいな…」
「そうだね…今回は残念だったけど、また元気な赤ちゃん産みに、また来てね」
そう言って、ティッシュで涙を拭いてくれた。
意識ぼんやりのまま手術室で30分位過ごし、目を閉じたまま支えられながらベッドを降りて車椅子に座る。
すぐ隣の陣痛室に運んでもらって、また目を閉じたままベッドに横になる。
(そもそもあまり目が開かない…)
母かいる気配がする。
N田さんが出ていって、母とふたりに。
さっきの衝撃体験について話したいのに、目も口も開けるのが億劫でできない…
どれくらい時間が経ったかわからないけど(5~10分程度?)口を開く力が出てきて、さっきの話をする。
母は、そうなんだー、と聞いてくれていた。
17時が近づいて、そろそろ母は一度帰らないと保育園バスに間に合わないのでタクシーで帰る。
母が出てから、N田さんが戻ってきて、出血状態を確認。タンポンを引き抜く。
昨日からずっと続いた下半身の異物感がようやくなくなった。
少し話をして、また少しずつ意識を取り戻す。ウォッシュレットは使っていいかと聞くとむしろ使うべし、とのこと。ラミナリア中はダメだったので少し嬉しく思った。
麻酔がまだ少し残っているかもしれないので、支えられながらゆっくりゆっくり歩いてトイレに。
また、支えてもらいながら陣痛室に戻る。
もう着替えておいて、母と娘がまた病院にきたら、下で待っててもらって、ナースコール押して夜勤の看護師さんに帰りますって言って帰るように言われる。
N田さんは18時上がりなのか、ここでお別れ。
お世話になりました…。
バスから娘つかまえて、タクシーでまた来るとなると18時15分にはなるはず…
もう少しだけ、楽な格好で横になっとこう…とベッドに入る。
あらためて部屋でひとりになって、涙が出てくる。
戻ってきてね。
お空に忘れ物取りに行ったんだもんね。
今度はちゃんと持って
お空でしっかり身体休めて元気を取り戻したら
また戻ってきてね。
今度は元気にお外に生まれてこようね。
ママも、パパも、ねぇねも、みんな待ってるよ。
みんなあなたが大好きだよ。
待ってるからね。
そう思いながら、ぼろぼろ泣いた。
母から着信。
この場所で通話できるわけないやろ!と出ず、LINEで返信するも、既読つかずまた着信…
だから手術室の真横だって!!
今は手術も分娩もないようだけど、マナーとしてだめ!
切れたと思ったら、母と娘が部屋に入ってきた。
娘の顔が少しかたい。
初めての場所に緊張してるのかな?
と思ったけど、すぐにほぐれる。
「むすめも生まれたばっかりのとき、ここにいたんだよー」と話す。
そして病院内でのケータイマナーのよくない母にちょっと注意する…
着替えて、看護師さんに挨拶して、階下で会計。
帰りのタクシーで、娘が私のだっこの中で
「ママ、だいじょーぶ?」
「いたいのいたいのとんでけー」
と言ってくれて、じわる(;_;)
帰宅後は、母の作った夕飯を食べて(気分がすぐれず半分がやっとだけど)横になる。
母、夕飯の片付けをしてくれて帰る。
娘、テレビ見てテンション高く、眠らせてくれない
麻酔はもう切れてるはずだけど、どこかだる重くて、生返事で相手しつつ気絶…
麻酔中の、手術中の体験が強烈すぎて、とにかく疲れた………
食欲ないなりに、負けてたまるか!と少し多めにご飯を食べて、薬を飲む。
薬は抗生剤のフロモックスと、痛み止めのボルタレン、あとは胃荒れ防止の顆粒。
保育園に行く娘と旦那を見送り、自宅で横になり安静に過ごす。
違和感からか、吐き気まで行かない程度の軽い悪心がずっと続く。
夜も2時間寝て2時間起きての繰り返しなので眠くてだるい。
昼過ぎに目を覚まして、顔を洗って着替えて旦那の車で病院へ。
病院についたら、血圧と検温だけ外来でして、2階の陣痛室に案内された。
娘の出産後、一晩痛みに悶えた部屋だ。
懐かしくて、少し悲しくなる。
あの時は痛かったけど、お母さんになったんだって喜びや興奮があった。
旦那と話しながら手術着に着替えて、看護師さんを待つ。
数分したら戻ってきて、手術室に案内される。
まずはブドウ糖液のみの点滴。
血管細くてなかなか出てこないのでいつも通り難航…。
血圧計やバイタルをとる指先につけるやつ、心電図をつけられ、準備が始まる。
ここにきて、また涙があふれてきた。
娘が生まれたこの手術室で、ベビとお別れするんだ…
両手、軽い拘束をされているため拭かなくて、両耳に涙が流れ込んで気持ち悪い。
気づいた若い看護師さんが、私が持ってたハンカチで拭いてくれる。
途中から、知っている顔の助産師さんが入ってきた。
確か娘のときにお世話になった人…
なかなかお医者さん現れず。
2時半開始予定だったけど最後に時計を見たのが50分。
院長先生が「お待たせしました」と入ってきた。
若い看護師さんが「○○(多分麻酔)入れますか?」
院長先生「うん、入れちゃって」
点滴に何か注射される。
イメージしてた麻酔だと、
『ゆっくり数を数えてくださーい』
『いーち、にーぃ、さー…すやすや』
って感じだったんだけど、
あれ、まだ効かない。
院長「昨日入れたの取りますねー」
私「え、ちょ、まだ麻酔…」
院長「今日は取るだけだから大丈夫だよー」
いやだからその拡張されるのがまず痛いんだって!
痛い痛い痛い…
ちょっともう一回エコー見るよ、エコーだから痛くないからねー
いやだからそのかくちょ
「痛い…怖い…」
うわごとのようにそんなことを言ったか言わないかで、突然首の後ろがびぃーん…と熱くなり、気が遠くなる。
気がついたら、大きな円柱形のタワーの中を、ガタガタしない滑らかなジェットコースターみたいなものに内診姿勢で座って、猛スピードで動きまわってた。
真っ暗な塔内に、小刻みに螺旋階段状にある階段から外の光が見えたり、真っ白な塔内に、蛍光グリーンの模様が規則的に流れてきたり…
遠くから響くように先生の指示する声が聞こえたり、助産師さんの声が聞こえたり…
目は、薄く開く。けどすぐに閉じてしまう。薄く開いたときに、手術室の天井の、手術台を囲むようにある白い照明が見えて、それで塔は白に戻る。
ずっと、まさにジェットコースターのようにぐわ~んぐわ~んと走り続けていた。
痛いという感覚はないけど、いかにも子宮口開かれてるー!っていうような不快で不安な開放感を下半身に感じた。
引っ張られるような感じもするけど、目の前のサイケデリックな色の洪水に意識がもっていかれる。
黒と赤が、時計回りに視界いっぱいに渦を巻いたとき、なんかもう痛いんだか辛いんだか、死ぬのかなって感じた。
あぁ、これが真っ暗になったら、全て終わる、死ぬんだな、これ以上の気が遠くなる感覚はきっとない…
と思ったとき、掃除機みたいな音がした。
多分、赤ちゃんを吸い出すとき。
先生がはっきり見えて、先生の後ろには空か白かの光。
内診姿勢のまま、背中から地中に落下する感じがした。地中は真っ暗で、先生の肩ごしの光がどんどん小さくなる。
吸われてる。自分の命が吸い取られてる…あとは背中から落ちて死ぬだけだ…
そんな風に思ったら、急にお腹に重い痛みがきた。
生理痛の3倍くらい、重ーい痛み。
感覚が戻ってきた。痛い…お腹痛い…
なんか拭かれてるような、ギュッと何か詰められたような(後でタンポンだとわかる)
目が、半目だけど2秒くらい開けていられるようになる。
あぁ、やっぱりここは手術室…
ずっとここにいたんだなぁ…
酸素マスクがついてるから、喋りづらくて苦しい…
「終わったんですか…?」と聞くと、知ってる助産師さんが「終わりましたよー」と答える。
院長先生はもういなかった。
謎のタワーの旅に疲れて、
でも吸われる感覚は覚えてて…
「もう、赤ちゃんいない…?」
「うん、そうね…」
また涙が出てくる。
「あの、おなまえは…?」
「えっ、私?N田です」
「やっぱり…上の子のとき、お世話になりました…。凄くお世話になったから、この人のこと覚えとこうって思った…」
「そうなんだ…」
「次は…ちゃんと産む方でまたお世話になりたいな…」
「そうだね…今回は残念だったけど、また元気な赤ちゃん産みに、また来てね」
そう言って、ティッシュで涙を拭いてくれた。
意識ぼんやりのまま手術室で30分位過ごし、目を閉じたまま支えられながらベッドを降りて車椅子に座る。
すぐ隣の陣痛室に運んでもらって、また目を閉じたままベッドに横になる。
(そもそもあまり目が開かない…)
母かいる気配がする。
N田さんが出ていって、母とふたりに。
さっきの衝撃体験について話したいのに、目も口も開けるのが億劫でできない…
どれくらい時間が経ったかわからないけど(5~10分程度?)口を開く力が出てきて、さっきの話をする。
母は、そうなんだー、と聞いてくれていた。
17時が近づいて、そろそろ母は一度帰らないと保育園バスに間に合わないのでタクシーで帰る。
母が出てから、N田さんが戻ってきて、出血状態を確認。タンポンを引き抜く。
昨日からずっと続いた下半身の異物感がようやくなくなった。
少し話をして、また少しずつ意識を取り戻す。ウォッシュレットは使っていいかと聞くとむしろ使うべし、とのこと。ラミナリア中はダメだったので少し嬉しく思った。
麻酔がまだ少し残っているかもしれないので、支えられながらゆっくりゆっくり歩いてトイレに。
また、支えてもらいながら陣痛室に戻る。
もう着替えておいて、母と娘がまた病院にきたら、下で待っててもらって、ナースコール押して夜勤の看護師さんに帰りますって言って帰るように言われる。
N田さんは18時上がりなのか、ここでお別れ。
お世話になりました…。
バスから娘つかまえて、タクシーでまた来るとなると18時15分にはなるはず…
もう少しだけ、楽な格好で横になっとこう…とベッドに入る。
あらためて部屋でひとりになって、涙が出てくる。
戻ってきてね。
お空に忘れ物取りに行ったんだもんね。
今度はちゃんと持って
お空でしっかり身体休めて元気を取り戻したら
また戻ってきてね。
今度は元気にお外に生まれてこようね。
ママも、パパも、ねぇねも、みんな待ってるよ。
みんなあなたが大好きだよ。
待ってるからね。
そう思いながら、ぼろぼろ泣いた。
母から着信。
この場所で通話できるわけないやろ!と出ず、LINEで返信するも、既読つかずまた着信…
だから手術室の真横だって!!
今は手術も分娩もないようだけど、マナーとしてだめ!
切れたと思ったら、母と娘が部屋に入ってきた。
娘の顔が少しかたい。
初めての場所に緊張してるのかな?
と思ったけど、すぐにほぐれる。
「むすめも生まれたばっかりのとき、ここにいたんだよー」と話す。
そして病院内でのケータイマナーのよくない母にちょっと注意する…
着替えて、看護師さんに挨拶して、階下で会計。
帰りのタクシーで、娘が私のだっこの中で
「ママ、だいじょーぶ?」
「いたいのいたいのとんでけー」
と言ってくれて、じわる(;_;)
帰宅後は、母の作った夕飯を食べて(気分がすぐれず半分がやっとだけど)横になる。
母、夕飯の片付けをしてくれて帰る。
娘、テレビ見てテンション高く、眠らせてくれない
麻酔はもう切れてるはずだけど、どこかだる重くて、生返事で相手しつつ気絶…
麻酔中の、手術中の体験が強烈すぎて、とにかく疲れた………