図書しどういんの読みきかせ日記 -9ページ目

図書しどういんの読みきかせ日記

教室から遠く離れたすみっこにある小学校の図書館には毎日子どもたちが駆け足でやって来てくれます。
図書館大好きな子どもたちと読んだ本の記録です。

前回の続き…

👩私「みんなは地球上で一番適応出来てない生物ってなんだと思う?」

👦「えーなんだろう?」

👩「先生は人間だと思うの。」

👧「えー!そんなことないよ!」

👩「だって、おうちがないとダメ、洋服を着ないと生きていけない…なんて生物人間以外いないでしょ?
みんな、どんな環境だろうとそのままでちゃんと生きてるじゃない?」

👦「確かに…」

👩「だから…もしかしたら人間は他の星からやって来た宇宙人じゃないかしら?って思っちゃうの。」

👩「エデンの園って知ってる?
神が造った初めての人間、アダムとエバが元々住んでいた所なんだけど、聖書には裸で暮らしていたって書いてあるの。
でも、罪を犯してエデンを追い出されてたどり着いた所では洋服を着てるんだよね。
つまり、人間が一番初めにいた星では、このままの姿で適応出来るようなところだったけど、追い出されてたどり着いた地球では裸では生きられない所だったんじゃないかなって思ったの。」

👩「全くの先生の想像のお話なんだけど…(^_^;)」

更に発展させた空想科学話…
~~~~~~~~~~~~~~~~🛸

遠い昔、はるか彼方の銀河で…🌠

一隻の宇宙船の中である会話がなされていました。

「もうダメだ。
追手はすぐ近くまで迫ってきている。
我々一族は滅びるしかない。」
船長が言いました。

「1つだけ、追手を逃れて助かる方法がある。」
博士が言いました。

船長「それは、いったい…」
博士「地球に逃げ込むのだ。」
船長「えー!あの死の青い星に?🌍」
博士「そうだ。
あそこならあいつらも追っては来られまい。」
船長「いやいや。無理だ。
あそこには猛毒の酸素がある。
我々は到底生き延びることは出来ない。」
博士「いや。
こういうこともあろうかと対策はしてきた。
酸素を無毒化してエネルギーに変換する生物を『好気性細菌』を使って作り出したのだ。」
船長「まさか、そんなことがっ…
そんな夢のようなことが実現可能なら酸素はむしろ我々の安全を確保する最大の味方となる!」
博士「今すぐ乗組員全員の細胞にこの生物を埋め込む。
船長手を貸してくれ!」
博士「わかった!」

こうして宇宙人の一族はミトコンドリアのおかげで無事に地球に住み着くことができました。

いったい、遠い昔、はるか彼方の銀河でどんな事情があったのかは知りませんが…(^_^;)

~~~~~~~~~~~~🛸🌠

ミトコンドリアから自分なりに仮説を立てて地球創世記を想像するのは楽しいです。

ミトコンドリア問題は、子どもたちがみんな夢中になって人体の本を読んだり、家に帰ってからネットで調べたり、それを元に自分なりに想像を色々膨らませたりしてして楽しみました。

私も子どもたちと、あーでもないこーでもないと話合いながらとても楽しかったです(^_^)