読み聞かせの名手 | 図書しどういんの読みきかせ日記

図書しどういんの読みきかせ日記

教室から遠く離れたすみっこにある小学校の図書館には毎日子どもたちが駆け足でやって来てくれます。
図書館大好きな子どもたちと読んだ本の記録です。

 どうしたら子どもたちに本を読んでもらえるのか…


学校図書館担当者なら誰でも頭を悩ましてしまう問題です。


そのためには図書館内の展示に凝ってみたり、読み聞かせやブックトークに力をいれたり、皆さん日々様々な工夫を積み重ねて努力しています。


でも、中々すぐに結果には結び付きません。


徒労に終わることもしばしばです。


そんな中で、たった数10分の読み聞かせで子どもたちの心を鷲掴みにし、読んだ本は予約に次ぐ予約で空前のベストセラー!?にしてしまう読み聞かせの名手が1年に一度小学校に来て下さいます。


女優の中井貴恵さんです。


中井さんは、『大人と子供のための読み聞かせの会』というのを立ち上げて全国各所で公演を行っています。


大人と子供のための読み聞かせの会


読んで下さったのは下の本です。


 

大きな画面に写しだされた本のページに沿って、優しく楽しげに子どもたちに読み聞かせてくださいました。

そのあと、3ヶ月はこの『きつねの子シリーズ』が子どもたちの間で予約1ヶ月待ちは当たり前の大人気本になりました。

子どもたちはみんな本当に楽しかったようで『きつねの子シリーズ』の本を取り合うようにして読んでいました(ToT)

すごいです。

さすがだな~と思いました。

学校図書館担当者が1年かかっても出来ないような仕事をわずか数10分で成し遂げてしまいます。

すごい成果で嬉しいかぎりです
( ≧∀≦)ノ

日々、下手な小細工を積み重ねているにも関わらず、これといった成果も上げられない私とってはジェラシーと無力感で打ちのめされてしまうのですが…(-_-;)

やはり、素晴らしい読み手と作品の奇跡のマリアージュの前には誰も敵うものはないのかもしれません。


貴重なお働きに感謝です(*^^*)