怒っているか、すごく怒っているか…のどちらかしかない怒りん坊の大学生のうちの次男は、本当に何も私に話してくれません。
なので、私は、次男の学校のことも、友達のことも、本当に何も分かりません。
野球の大谷選手のお母さんもヌートバー選手のお母さんも息子が何も話してくれないと嘆いていました。
息子を持つ母親の悩みは何処も同じなんだな~と、しみじみ思いました

26才の長男の方は、わりとベラベラ話してくれますが、話の内容が怖すぎて逆にとても聞きたくありません。
長男は、とても変わってる人で…

今も「社会性をなくすために」と言って、Eテレの"お母さんといっしょ"を怖い顔をして黙って観ています

コロナの最中もワクチンはおろかマスクさえもしないで堂々と出歩き、ヒヤヒヤでした

集合意識に飲まれないにもほどがある…

昔、犬のパピちゃんの散歩をしていた時に、公園で保育園の子どもたちが寄ってきて「さわってもい~ですか?」と可愛く聞いて来たのに「ダメ」と無愛想に断ったそうです

保育園の先生は慌てて子どもたちを連れて行ったそうで…

「あんた、そういう時は、優しく、「いーよー」って触らせてあげるものでしょーがーっ!
」と怒ったら「あんなクソガキに大事なパピちゃんを触らせられっかよ。

あいつら、あの公園で何かあった時に警察に聞かれたら「あ、そう言えば…」って俺のことを言うんだろうな…」と、ブツブツ言うので、
「じゃ、もっと感じ良くすればいいじゃない!」と、叱りました。
人にどう思われるかなんて全く気にしません。
大学のお世話でウィーン大学に留学した時も「フロイトパイセン♪」と、喜んでいたのも束の間、大学よりも演劇学校にのめり込み、ウィーンで1人芝居をし、「ウィーン人を爆笑させて来てやったぜ」と悦に入って笑っていました。
留学中は、隙を見つけては、ヨーロッパ中を旅行して歩いたそうで…
行く先々で、1人暮らしの寂しいマダムの所に泊めてもらっていたのだそうです…

「親切にしてやると簡単に泊めてくれるんだよ。」と、言っていました。
カンヌのマダム、ニースのマダム、バーリのマダム、ナポリのマダム…とあちこち泊まり歩き…
普段出来ずに困っていた家周りの力仕事をしてあげて喜ばれたそうです。
今でも、ヨーロッパ中のマダムから「会いたい
」とラブレターが届きます


日本にも来てしまいそうな勢いです。
でも、危険な目にもいっぱいあったそうで…
ミュンヘンの空港では空港警察に囲まれたそうです。
「あの時は、さすがに終わったと思ったわ
」

聞けばオランダの空港でも囲まれたそうで…

「あんた!何回終われば気が済むのよ!
」

と、叱っても涼しい顔…
「こんなことで驚かれてたら、もうこれ以上のことは、お袋には話せない。」
と、言われました。
こちらとて、これ以上は聞きたくありません

まあ、無事に帰って来ただけで良かったとするしかありません。
中身は、本当に真面目な赤ちゃんのような息子なのですが、外から見るとただならぬ雰囲気に見えるらしく…

先日も近所のお店に買い物に行くために、長男に路駐していてもらったのですが、車に戻るとパトカーが長男の車の後ろにピッタリと貼り付き睨みをきかせていました。
ド一般人の善良なおばちゃん(私)が「お待たせ~」と言ってバタバタと乗り込むのを確認すると、疑いが晴れたのかパトカーは音もなくスーッといなくなりました。
日本の警察は優秀だなぁ…と、あらためて感心しました

長男を見ていると、人は見かけで判断してはいけないのだな…と、つくづく思います。
今は演劇にのめり込み、東京の演劇学校に通っています。
ゆくゆくは、ドイツの国立劇場の舞台を踏むのが夢なのだそうで…
ロシアの国立劇場の方がいいよ、と洗脳中ですが…
どうなることやら…

話を元に戻しますが…
そんな怒りん坊の次男から、情報を聞き出すテクニックを最近開発しました



例えば…
女の子関係の事を聞きたいな~と、思った場合…
「付き合ってる子はいるの?」
とか、
「好きな女の子はいるの?」
などとダイレクトに聞いてはいけません。
そもそも、聞かなくても向こうからベラベラ喋るように仕向けるのです。
最近上手くいっている方法は、「上げて」から「話させる」方法。
次男の顔をジッと見て、
「次男くんは、こんなに可愛いのにどうしてモテないのかね?」
と、話し掛けます。
すると、おだてが効く次男は、
「そんなことないよモテるよ!」と、ニヤニヤします。
「えー!信じられない。」
と、私が言うと
「そんなことないよ!この前も…」
と、ムキになってベラベラ話し始めます

もうひとつ上手くいっているのは、
「下げて」から「話させる」方法。
「どうせ、あんたなんて女の子に相手にしてもらえないんでしょ。」
と、言うとムキになって、
「そんなことないよ!
この前だって…」と、ベラベラ話し始めます


上手くいくと写真まで見せてもらえることもあります



ぜひ一度お試しください。
大谷選手のお母さんにも教えてあげようかな?
