医者の父親が現役だった頃、プロパー(製薬会社の社員で、医者に対して薬の販売をする人)さんに食事をご馳走して頂いたことがあったそうで…
そして、その夜、父親は
「いやー、ビックリしたよ~」
と、目を丸くして帰って来ました。
聞けば、食事の後、ホテルの部屋に連れて行かれて、プロパーさんに女の子を渡されて、
「吊るしても叩いても殺さなければ何しても構いません。
どうぞご自由に。」
と、言われたそうです。
見ると、渡された女の子は、ごく普通のお嬢さんだったそうです。
「プロパーさんも本当に普通の人なのにね~
なのに、あんな鬼のようことを平気で言うんだもん。
お父さんビックリして怖くなって逃げて来ちゃったよ~
もー、絶対あの薬屋は使わない」
父親は、中身は丸っきり小学生の超真面目人間なので、見たこともない恐ろしい世界に触れて震え上がって帰って来たようでした。
「それにしても…」
と、父親は話を続けました。
「なんで、あんな普通のお嬢さんが、あんなことしているのかな?
不思議だよね~」
と、考え込んでいました。
その後、飯島愛が、官僚や医者や警察の偉い人たちの相手をさせられているという芸能界の若い女の子たちの相談を受けていたという話(真偽のほどは分かりません。)を聞いて、父親の相手をさせられそうになった女の子の事を思い出しました。
多分、その女の子も飯島愛のところに相談に来ていた女の子たちと同じような境遇だったのではないでしょうか…。
どんなにひどい犯罪が行われていても、警察のトップがバックにいる限り、明るみに出ることはないのかもしれません。
最近では、ドラマを通してそういう社会の闇を知る事が出来ます。
例えば、このドラマ↓
「緊急取調室」
シーズン1から観てますが、本当に面白いです。
警察上層部の腐敗を暴こうとして殺された夫を持つ主人公が、我が身を犠牲にして真実を追求していく…という内容。
ストーリーがとてもリアルで大丈夫なのかな?と、心配になってしまうほどでした。
↓猿之助さんの事件で公開が延期となった映画も、あまりに内容が芯を食い過ぎていたためにこのような目に遭ったのでは?と、勘ぐってしまうほどです。
あと、もうひとつ…
「和田家の男たち」
ドラマの中で何度も出たセリフが、「国民の(真実を)知る権利」。
それが守られない昨今の「歪んだ報道姿勢」に対する脚本家大石静さんの溜まりに溜まったフラストレーションが、登場人物のセリフを通して吐き出されます。
メディアは、どうやって国民の印象を操作していくのか…
国民の知る権利は、どうやって奪われていくのか…
マスコミ3世代(新聞、テレビ、ネット)の家族の生き方を通してリアルに感じる事が出来ます。
お父さんの秀平が語った「国民はそんなにバカじゃありませんよ。」というセリフは、大石さんがその言葉に希望を託しているようで、とても印象に残りました。
そして…前置きが長くなりましたが
今は、このドラマが注目です!
↓偶然なのか、これまた「金曜ナイトドラマ」
金曜ナイトドラマ
『警部補 ダイマジン』
毎週金曜夜 11時 15分~
テレビ朝日
どこまで迫れるのか、期待して観て行きたいと思います