「土偶」って、何に見えますか?
宇宙人?
女性?
でも、人にしては変な形ですよね?
何だろう?
謎…
…と、思っていたらこんなすごい「新説」を唱えている先生の本に出会いました
竹倉史人さんは、土偶の研究者ではありません。
宗教史や神話が専門の先生です。
先生は、縄文時代に神話がないのを不思議に思い、「もしかしたら文字ではなく土偶の中にそのヒントがあるかも!」と、土偶の研究をはじめたそうです。
そして、ある日、オニグルミを割って食べたところ、その殻を見て驚愕…







「すご~~い! ほんとだ!

」



なんと!土偶は、縄文人が食べていたものがモチーフになっていたかも?らしいのです!

食べていたものを擬人化したフィギュア?
今で言う…「ゆるキャラ」みたいなものだった !?





先生によると、縄文人は狩猟生活をしていたようなイメージですが、それは間違いで稲作もしていたし、植物を栽培して生業としていたそうなんです。
そして、種をまいた植物が無事に育つために、「土偶づくり」は、欠かせない工程の1つ(儀礼に使用するため)だったらしい…
なるほどね~
植物の特徴を表した「植物の精霊」だから、特殊で個性的な形をしていたんですね!



宇宙人じゃないんだ~( ´∀`)
ちょっと残念…

ちなみにこの土偶は…
土偶の中に里芋のデザインがたくさん描かれています

もう、食べ物フィギュアにしか見えない~





縄文時代の人々の自由なデザインセンスに脱帽!
発見した竹倉史人先生もすごいっ!



養老孟司先生の書評も面白かったです
