昨年の秋のことでした。
10年以上も毎日お世話をしていた梅の木の小鉢が突然見当たらなくなったので母親に聞いたところ、
「枯れたから捨てたわよ。」
と、言われました。
あまりのことに驚いて
「どこに捨てたの?」
と、聞くと
「忘れた。」
との返事。
半狂乱になって探しまくると、庭の角に枝をボキボキと折られ根っこごと引き抜かれて放ってあったの梅の木を発見。
恐怖におののく小さい梅ちゃんの心が伝わってきます。
どんなに怖かったか…
「なんでこんなことをするのよ!」
と、母親を問い詰めると
「枯れてたから片付けてやったんだよ!」
との返事。
「何言ってんの?
秋は葉っぱが枯れるに決まってるでしょ?
木って葉っぱが枯れたらもう死んでるの?
小さいつぼみをいっぱい付けてて来年を楽しみにしてたんだよ!」
と、泣いて訴えると
「片付けてやったのにその言いぐさはなんだ!」
と、逆ギレされました。
もう、話になりません
母親はいつもこうです。
お嬢様で、家事は一切せず、縦のものを横にもしないのに突如としてとんでもなく余計なことをします。
反省は絶対にしません。
なので早々に口論をやめ梅の木レスキューに向かいます👨🚒
「どうみてももうムリ。ただの棒だよ。」
という息子たちの言葉を無視して梅の木を鉢に入れ土と水をやりました。
毎日朝日を浴びさせ、冬の間1日太陽を追っかけました。
太陽に治してもらうしかありません。
そして、毎日毎日声を掛けました。
「梅ちゃん!頑張って!ママ待ってるからね。」
「梅ちゃんかわいいね!キレイだよ。」
これは、『奇跡のりんご』の木村さんが無農薬のりんごの木に言葉を掛けて育てましたが、人の目が憚られる場所に生えている木には声掛けをしなかったところ、声を掛けられなかった木は枯れてしまったと本に書いてあって、声掛けの重要性を知ったので、真似をしてみたのです。
いつもなら毎年お正月を過ぎた時期に綺麗な白い花を見せてくれましたが、当然のことながら今年は何もありませんでした。
死んでるのか生きているのかもわかりません。
でも、毎日毎日世話をしました。
…が!
ついに
ついに
芽が出て来たのです!
良かった
生きてた!
嬉しかったです