アプリに保存されている記事がだいぶたまっています。

載せようか迷っているからたまるのです。

「こんなこと載せたら変な人に思われるかな…」と心配なので。

私はいつも「変な人」に思われないように気を遣います。

それは、私にとってはごく当たり前のことが、他の人から見ると「変」だということがとても多いからです。

せめてブログ位は好きなように書こうと思いつつもブレーキがかかります。

「それくらいでちょうどいいんだよ。」と旦那に言われますが…時々誰かに聞いて欲しくて抑えられなくなります。

今回も、「変」なことを書いてしまいます。(^_^;)

うちの裏庭に小さな桃の木があります。

昨日見たら「ヤブカラシ」の輩に絡まれていました。
「桃ちゃんをお助けしなければ!」と
息子と救出に向かいました。
気がつかないで悪いことをしました。

こんな変な言い方をするのには、この桃の木がここに落ち着くまでに色々な事があったからです。

何年か前の話です。

帰宅して家に入ろうとしたら、お向かいのお宅の前に着物を着て桃割れを結った可愛い女の子が立っていました。

「なんでこんなところに…」と、もう一度振り返るともういませんでした。
その時は、「錯覚かな…」と、思い特に気にも止めませんでした。

でも、それから家で色々な怪現象が起こり始めました。
消えていたテレビが突然付いたり、電話の着信があって受話器を取ると既に切れていたり、壊れていない蛇口から水がずっと流れていたり…

そして、こんなことも…

夜出掛けようと車に乗り込むと窓ガラスを2回「コン、コン」と叩く音がしました。

その時は気にもしないでいましたが、別の機会に旦那と2人で乗り込んだ時にも「コン、コン」と叩く音がしたので旦那がビックリして「今のはなに?」と聞きました。

「石でも当たったんじゃないの?」と私が言うと「いや、確実にノックをするような音だったよね。」と言いました。

旦那はクリスチャンなので普段は霊現象とかのたぐいは全く信じません。

不思議に思ったので近所の霊感のあるママに聞いてみると、
「確かに霊現象みたいだけど、悪いものではないみたい。
何か○○さん(私)に伝えたいことがあるみたいだよ。」と教えてくれました。

「伝えたいこと…?
もしかしたら…」
一つ思い当たることがありました。

当時、私は家の隣の空き地に「生活ゴミ」を捨てて行く人がいて困っていました。

「全く誰が捨てていくのかしら!ムキー」と憤慨しながら毎回片付けていました。

しかし、ほどなくして捨てていく犯人がわかりました。

ゴミの中に犯人の名前を書いたものがあったからです。

でも、その名前を見て驚きました。

なんと、お向かいの一人暮らしのおばあさんの名前だったからです。

おばあさんはとてもキチンとした人でとても空き地にゴミを捨てるような人ではありません。
「もしかしたら…ボケちゃったの?ガーン

外で会った時、話をしていても気がつきませんでしたが、
「隣のおばさんが私の100万円を盗んだ。プンプン
と言い出したので、心配になって急いで遠くに暮らす娘さんに連絡をしました。

おばあさんは程なくして介護ホームに入居し、一安心しました。

おばあさんが落ち着くと霊現象も収まりました。

もしかしたらあの霊現象は、おばあさんのピンチを私に知らせようとしたものだったのかも…と思いました。

「もしかしたら…あの着物の女の子?」

あの女の子が立っていたのはおばあさんちの桃の木の下でした。

娘さんに聞いたところ、その桃の木は亡くなったお父さんが買ってきてくれた大切な桃の木で、おばあさんはとても可愛がっていたそうです。

おばあさんのピンチをあの桃の木が教えてくれたのかな…と思いました。

何日かして外出先から帰宅すると、おばあさんの家の庭木が無惨にも斬り倒されていました。

おばあさんがいなくなったので家を取り壊して更地にするということでした。

斬首されたように木の切り株が立ち並んでいました。

「あ、桃の木!」

私は急いで桃の木の安否を確かめました。
おばあさんが可愛がっていた桃の木を殺すわけにはいきません。

確認すると、最後の一本、桃の木はまだ大丈夫でした。

伐採していた植木屋さんに譲って欲しいとお願いすると快く譲ってくれました。

ただ、今の季節だと移植は難しく枯れてしまうかもしれないと言われましたが、一か八かやることにしました。

どこにも植えるところがなかったので裏庭に植えました。

偶然そこは方角的に我が家の「鬼門」にあたるところで、鬼退治の「桃」太郎を植えるなんて面白いな~と思いました。

でも、程なくして植木屋さんの言った通り桃の木は枯れてしまいました。

私は本当にガッカリして桃の木に謝りました。

しかし、1ヶ月位して桃の木を見に行くと根本から新しい葉っぱが生えてきてました。
「これなら大丈夫かもしれない。」と、植木屋さんも言いました。

不思議な縁で我が家に来た桃の木。
今では緑の葉っぱを沢山付けて元気に立っています。

(成り行き上、ついでに連れてきた梅の木も桃の木の隣に植わってます(^_^;))