遺体は痛くないのかな~…
焼かれる時大丈夫なのかな…
時々思います。
私がそもそもそういう疑問を持ったのは、ある女性の新聞の投稿記事からでした。
その方のお母さんが亡くなられたときの話です。
とても良い最期で、死に顔も本当に穏やかで優しいお顔だったんだそうです。
そして、かねてからの故人の遺言通り、遺体は病院の解剖のために献体され、何ヵ月かしてお役目を終えたご遺体が娘さんの元に戻ってきたそうです。
その時に見たお母さんのご遺体のお顔が息を引き取られた時の穏やかな顔とは打って変わって苦渋に満ちたとてもひどいお顔で帰って来たんだそうです。
娘さんは、
お母さんは亡くなってから内蔵をグチャグチャに切り刻まれてとても辛かったのではないか…
解剖に献体なんてするべきではなかったのではないか…と落ち込まれたそうです。
死んだら遺体はただの脱け殻。
何をしても痛くも痒くもないと思っているのは生きている人の勝手な思い込みなのではないか…
もしかしたら最悪「痛い」のかも…
麻酔もしないで切り刻まれて、やめてくれとも言えないし…
恐怖と苦しみのどん底で絶望しているのかもしれない…とさえ考えてしまいます。
父親が現役のとき、当直の晩に運悪く!?亡くなられた方が出て、後始末が大変だったことがありました。
更に悪いことに、その方はペースメーカーを入れられていて取り出すのが大変だったそうです。(そのままでは燃やせないので。)
父親はアスペルガーなので何をするにも人の何倍も苦労する不器用な人です。
ペースメーカーを外す時も、遺体がもうグチャグチャで見るも無惨な有り様になってしまったそうなんです。
でも、父親は遺体に対して敬意を払うなんて高等な感情は持ち合わせない人間なので、(ひどい目にあった…💧)ぐらいな気持ちで帰宅しました。
しかし、その夜夢で…
枕元にものすごい形相の男性が立ち、父親を睨み付けているんだそうです。
それからは毎晩のように現れたそうです。
父親はだんだん具合が悪くなり、ひどくやつれていきました。
私は、もしかしたらそのペースメーカーの男性が怒っているのかもしれない…と思い、
「ペースメーカーのご遺体の方、父親が取り出すとき本当にひどい取り出し方をしたようで申し訳ありませんでした。
父親はアスペルガーなのでとても不器用でどうしようもなかったんです。
とても精神年齢も低いので、ご遺体に敬意を払うなんて高等なことも出来ません。
わかって下さい。
どんなにか苦しかったか…大変申し訳ないことをいたしました。
本当にお許しください!」
と、誠心誠意必死で謝りました。
すると、翌朝、父親に聞いたら例の男性は出て来なかったんだそうです。
父親は、それ以来元のように元気になりました。
私は心から、
「ありがとうございました。」
とお礼を言いご冥福を祈りました。
父親に体をグチャグチャかき回されてさぞかし辛かったのではないかと、ご遺体の方には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
…😱
辛いの?
死んじゃったのに?
死んだら遺体はもう魂が抜けた何も感じないただの
「物体」
ではないの???
疑問はつきません…(-_-;)