コロナ抑え込み対策が遅々として進まないのが本当に毎日イライラします。

PCR検査もいつまでも体制が整わないし、コロナ感染者に対して有効だと言われているアビガンも中々希望者に使用されない。

台湾が早期の抑え込みに成功して成果を上げているのに比べて日本はどうしてこんなにもスピーディーに物事が進まないのでしょうか…。

私が図書指導員として働く小学校でその原因の一端を見たような気がしました。

まだ、あまりコロナについて危機感が薄かった3月の始め頃、念のため貸出返却された本、図書館内の机や椅子、本棚、子どもが触るであろうと思われるところをすべて消毒しました。

しかし、学校からは
「子どもたちの手が荒れる」という理由から消毒をやめさせられました。
「コロナに感染するのと手が荒れるのとどちらが大切なんですか?」
と、詰め寄っても
「上からの指導がない限り勝手なことはしないでほしい」という答えしかありませんでした。
しかも、驚いたことに
「消毒は学校に感染者が出てから。」とも言われました。
たかが、消毒すら出来ないなんて…

子どもたちを守るためには上からの「お達し」など呑気に待ってはいられません。

指示がなくても独自の判断で下の組織が行動できるような体制が今の日本の行政にはないのが本当に問題だと思います。
そして、それが初期の抑え込みに失敗した原因に繋がったように思えます。

台湾のような有能な指導者が日本にもいてくれたらと心から思いました。