子どもが病院の受付のバイトから帰ってきた。
「コロナは大丈夫?」と聞くと
「うちの病院はコロナ受け入れないから大丈夫。」
「え!そんなことで済ませられるの?」
「うん。電話が来ても断ってる。」
「じゃ、コロナの患者さんはいないんだ。」と言うと、
「いるよ。もう、来ちゃった人は仕方ないから受け入れてる。」
これを聞いて(やっぱり…)と思いました。
もう、10年も前の話になりますが、このバイト息子が小学校で骨折をしたことがありました。
保健の先生は骨折だとは思わず救急車を呼ばないで放置していたので、私がすぐに近所の整形外科に連れて行きました。
お医者さんは、
「うちでは手に追えないから手術ができる病院に行かないとダメだ。」
と、おっしゃるとこう続けました。
「でも、救急車を呼んじゃいけないよ。
救急車だと断られるからね。
小学校で救急車呼ばれなくて良かったよ。
大変だけどお母さんが直接連れて行ってね。ぼく電話しておくから。
但し、どんなに断られても、あーそうですか、って引き下がっちゃダメだよ。」
この先生の言葉はこの時はよくわかりませんでしたが、病院に着いてすぐにわかりました。
先生は開口一番、
「なんで来たの~~~!
😱😱😱😱
ダメって言ったでしょーーーーー!
もーーーー!!
どーしたらいいんだぁ~~~!」
と頭を抱えました。
完全にパニクってます。
あまりの忙しさに壊れてしまっているようでした(^_^;)
この時の先生のモノマネはいまだに家族内でやると大ウケです。
でも、こちらも先生や病院の都合は構っていられません。
ただ、ひたすら謝って頼み込んで何とかゴリ押しで手術をしてもらいました。
この時、私は「救急車を呼んではいけない。
自分のことは人任せにしないで自分が責任を持って頼み込まないとダメなんだ。
でないとたらい回しの憂き目にあう。」
と、心に深く刻み付けました。
この「行ってしまえ」のゴリ押し方法で何度も命拾いをしています。
今年の正月も母が持病の難病のリウマチを悪化させ具合が悪くなり、掛かり付けの病院に電話をすると五時間待つと断られました。
他の病院もすべて断られました。
でも、「行ってしまえ」方法を思い出し、とにかく行ってしまったらなぜかすぐに呼ばれました。
(五時間待つんじゃないの!?)と思いましたが…。
待合室で会計を待ってると受付の人が掛かってきた電話に相変わらず「五時間待ちますよ。」と実質的な断り電話をしていました。
案の定、息子のバイト先の病院も「行ってしまえ」方法だけは「仕方ないなー」と受け入れるようでした。
救急車や電話をすると断るそうです。
(これは、あくまでもケースバイケースでもちろん救急車を呼ばなければならない場面もあることは承知の上ですが…
私の勝手な方法です…)