「ニュースシブ5時に水野さんが出てる!」
NHKの解説員水野さんは福島第一原子力発電所の事故の時に、正確で分かりやすい情報を私たちに伝え続けて下さった方です。
でも、使命感に燃えた水野さんはその核心をついた正確過ぎる(!?)解説ゆえか突然メディアから姿を消し(消され!?)ぷっつりと見ることはなくなりました。
でも、ここ数年は深夜の番組で復活して、最近はちょくちょく昼間の番組にも出るようになってきて、ほんとに嬉しい限りです。
でも、その解説の内容は本当に深刻なものでした…
福島第一原子力発電所のトリチウムという放射性物質を含んだ汚染水(テレビではなぜか"処理水"と言うんですね。)を保管するタンクが1000基になり、もう限界であるというものでした。
トリチウムは水素の仲間なので放射性物質の中でも唯一水と分離出来ないそうです。
1日に190tもの汚染水が出てるそうです。
気が遠くなるような数字です。
私はいつもドラえもんの「バイバイン」を連想してしまいます。
物をネズミ算的にドンドン増やしていく道具です。
バイバインで増やした栗まんじゅうを食べきれず、ドラえもんは仕方なく風呂敷に包んで宇宙の彼方に飛ばして処理をします。
今でも宇宙のどこかで栗まんじゅうが増殖しているかと思うとお話だと思ってもゾッとしてしまいます。
汚染水はまさにその「ゾッとする」感覚にソックリです。
汚染水の処理方法として政府と東電は
「海に流すか」
「蒸発させて大気に放出するか」
の二択を考えているということでした。
地元漁師さんや環境団体から猛反対を受けているそうです。
このままだと栗まんじゅうみたいに増えた汚染水タンクが日本中を埋めつくします。
コロナで大変なのに、汚染水の方も大変だし、NHKニュースで富士山の噴火が近いとやっていたし、大地震はすぐにでも起こりそうだし…
次から次へとどうなってしまうのか…(-_-;)