内海医師の著書
『心の病に薬はいらない!(かんき出版)は、
「向精神薬を抜く上で最も大切なことは何か?」
という問いかけで始まります。

私は、
「強い意志」とか
「愛情」かな?
と思ってしまいましたが先生によると第一に大切なことは
「知識」
なんだそうです。

これは、「薬の知識」ではなく(もちろんそれも大切なのですが)
「精神医学に対する知識」
なんだそうです。

「精神医学」とは何なのか…
その目的と背景、歴史、思惑までをキチンと理解しなければ決して向精神薬を抜くことは出来ないと書いてありました。

その文章を読みながら
(断薬には中途半端な気持ちでは出来ない、相当な覚悟が必要なんだな)
とひしひしと感じました。

私の好きな言葉に哲学者西田幾多郎の「知は愛。愛は知。」
というのがあります。

この言葉は精神医学を理解しようとする上でとても支えになりました。

大切な人を本気で助けたいと思ったらまず
「知る」
ことが本当に大切なんだと思いました。

内海先生の著書は「精神医学」を「知る」上でとても私の助けとなってくれました。