退院してから連日病院から早く帰るようにと電話がかかってきました。

 その度に、
「私も父が絶対に帰らないと言って聞かなくて本当に困ってるんです。」
とのらりくらりとかわします。
病院も根負けして病院に戻らなくても自宅で可能な治療方針を提案してきました。

ほぼ私の思っていた通りとなり病院との繋がりを保ちながら自宅で介護という形が出来ました。

入院中、市役所から要介護5認定を受けたので介護用品のリースや家中のリフォームなど様々なサービスが受けられるようになりました。

父が元気になって全く使わなくなったため、後に「要介護サギ」(!?)と呼ばれる家のリフォームは今は母親が重宝して使っています。

週に1度ケアマネジャー(マネーと言わないのが正式名だそうです。)と呼ばれる介護サービスや在宅看護などをコーディネートしてくださる方も来てくださることになりました。

これで、在宅看護の環境やシステムが整って本格的に自宅介護が始まりました。