転院先の病院で言われたのは、「脳が萎縮して認知症が進んでいる。心臓の数値も良くない。このままなら今日明日ということもあるから夜中に電話をするかもしれません。」とのことでした。
(こんなことで父は亡くなってしまうのか…)と愕然としました。
病室に戻ると合わせの薄い寝巻きがはだけてオムツが丸見えになった父がベッドで転がっていました。
「こんな薄い寝巻きだと肺炎が酷くなるからちゃんとした寝巻きを着せたいのですが」と看護師さんに言いましたが、「治療に差し障るので指定の寝巻きを来て頂きます」と取り合ってもらえません。
看護師さんは表情一つ変えず、淡々と答えました。
先生も看護師さんも病室も何だか暗く陰気に感じます。
病院には任せておけないと毎日父の病室に行きました。
病室に近づくにつれて「あーあー」という父の叫び声が聞こえてきます。
通りすがりの看護師さんに挨拶をすると「すごい暴言を吐いて私たちに毒づいて本当に困ります。」と言われました。
父親はとても穏やかで大人しく優しい人で暴言や人に毒つくなんて考えられない性格です。
全く人が変わってしまいました。
昼御飯時に行くと看護師さんが「食べませんでした。」とドアの表の食事の欄に「0」と書き込みお膳を下げようとしていました。
「食べさすので置いておいてください!」とお膳を取り返すとそれから嫌がる父に1時間以上かけて食べさせます。
その間ずっと私に毒ついてます。
ジュースばかり飲みたがって「ジューチュージューチュー」ともらえるまで叫び続けます。
「お父さん!やめて!」と口をふさいでも叫びます。
こういうときは本当にキュッと絞めて包んで捨てたくなりました。
大喧嘩をしながら何とか半分食べさせて終わります。
ホッとしているとすぐまた夕食です。
こんな日が2週間ほど続きました。
(こんなことで父は亡くなってしまうのか…)と愕然としました。
病室に戻ると合わせの薄い寝巻きがはだけてオムツが丸見えになった父がベッドで転がっていました。
「こんな薄い寝巻きだと肺炎が酷くなるからちゃんとした寝巻きを着せたいのですが」と看護師さんに言いましたが、「治療に差し障るので指定の寝巻きを来て頂きます」と取り合ってもらえません。
看護師さんは表情一つ変えず、淡々と答えました。
先生も看護師さんも病室も何だか暗く陰気に感じます。
病院には任せておけないと毎日父の病室に行きました。
病室に近づくにつれて「あーあー」という父の叫び声が聞こえてきます。
通りすがりの看護師さんに挨拶をすると「すごい暴言を吐いて私たちに毒づいて本当に困ります。」と言われました。
父親はとても穏やかで大人しく優しい人で暴言や人に毒つくなんて考えられない性格です。
全く人が変わってしまいました。
昼御飯時に行くと看護師さんが「食べませんでした。」とドアの表の食事の欄に「0」と書き込みお膳を下げようとしていました。
「食べさすので置いておいてください!」とお膳を取り返すとそれから嫌がる父に1時間以上かけて食べさせます。
その間ずっと私に毒ついてます。
ジュースばかり飲みたがって「ジューチュージューチュー」ともらえるまで叫び続けます。
「お父さん!やめて!」と口をふさいでも叫びます。
こういうときは本当にキュッと絞めて包んで捨てたくなりました。
大喧嘩をしながら何とか半分食べさせて終わります。
ホッとしているとすぐまた夕食です。
こんな日が2週間ほど続きました。