ちょっと前にテレビで
オーケストラの演奏者の方が
インタビューを受けていました。

演奏会がことごとくキャンセルとなり、
「自分のやってる仕事は『不要不急のことなんだなぁ』と思うとつらい」
というようなことを
寂しそうに話されていて、
私まで悲しくなりました。


こんなご時世になって、
「不要不急のこと」の大切さが身にしみてわかるようになりました。


自由にお花見をすること。
友達と向かい合って、ランチしながら他愛もないおしゃべりをすること。


音楽を聴きに行ったり、映画を見に行ったり、
絵や彫刻を見に行ったり、用もないのにあちこち出掛けたり…


「不要不急」の何もかもが、
ちょっと前まで
当たり前のことでした。


それらが
何と大切で
いとおしい時間であったことか。



でも、まだ外で走ることはできている。
本当にありがたいことに。
これも確かに「不要不急」なのに。


でも、国によっては、
お散歩すら許されないところもある様子。
日本はそこまで規制されていないけれど、
本当は自主的にそうするべきなのかなぁ…
お家にいようって言われてるんだから。
田舎だから、ホントに少ないけど、
お散歩のお年寄りとか、
ランナーさんとすれ違ったりするし。


でも、全く運動しないのも
免疫力が落ちそうだし…
それで病気になったら、
医療機関の負担を増やすことになっちゃうか…


いろんなことを考えながら、
夕方の田舎の土手の道を
ユルノロポクポク、
トータルで8キロくらい走りました。



この日は雨上がりで、
ほとんど人とすれ違わず。


3密とは無縁の
静かな夕暮れ時でした。